東北大学
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株式会社LIXIL
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東京・江東区にある株式会社LIXIL。こちらはトイレやお風呂などお家のいろんな設備を作っている会社です。
がっちりです。
共同研究ではがっちり踏ん張っている株式会社LIXILの先端技術研究所の石井久文さん。
石井久文さんが座っている便座は1967年に日本で初めて作られた温水洗浄便座。
トイレのエキスパートがどちらと共同研究を?
LIXILは東北大学工学部と共同でスゴイものを作りました。
トイレの株式会社LIXILが東北大学工学部と共同で作ったものは、
ここには無くてですね。東北大学工学部にあるので。今も実証データを取っている段階。
東北大学
ならばと一路、杜の都仙台、東北大学へ。
東北大学工学部工学研究科の石田壽一教授。普段は街づくりとエネルギーの関係などを研究しています。
共同研究中だという実物を見せてもらいます。
うっわ!これスゴイ!
トイレの中に一体何が?
ゼロエネルギートイレ「ZET」
ゼロエネルギートイレ!「ZET」と呼んでいます。電気が災害の時に落ちても自力で発電できる。
ゼロエネルギートイレ「ZET」は停電で電気がなくても使えるトイレ。
例えば、
停電だ!
突然の停電でも、ちゃんと照明が付く。そのヒミツは「水力発電」。
トイレの水を流す時、水が流れる力で発電機となる水車を回し、電気を作ります。それでトイレ内の照明を付けるという仕組みです。
石田壽一教授はゼロエネルギートイレを使って蓄電にどれだけ時間がかかるのか、必要な水の量などを検証。株式会社LIXILが実際の発電機などを作るという分担。
株式会社LIXILの石井久文さん、どのへんが難しいのですか?
基本的には単純な原理。発電効率を上げていくと水の流れが遮れれたり、使い勝手が悪くなることが懸念される。1番いいところを取り出すのがなかなか難しい。
水車がしっかりと回らないと電気が足りない。水車を回しすぎると水の流れが弱まる。これでは本末転倒になります。
照明の明るさ
トイレの照明の明るさもどれくらいが丁度よいのか石田壽一教授の方で実験中。
通常だと180ルクスぐらい。
「ゼロエネルギートイレの明かりだと?」
これだと5~6ルクス。これぐらいの暗さでも用は足せる。心理的にも、これくらい暗い方が落ち着いて用が足せる。
「確かに落ち着きます。」
高級なバーみたいでしょ?
その丁度いい明るさを作るためLED電球も一工夫。
株式会社LIXILの石井久文さんは、
最小限のエネルギーで最大の明るさ感を得られる工夫。
通常必要な電力の約50分の1、0.15wで点灯するLED電球を開発。
共同研究のきっかけ
ところで何で共同開発をするようになったのか?
トイレで使われるいかに減らしていくか。災害時にエネルギーを使わずにトレイで用が足せるか。東北大学でも石田先生にもとで、そういって研究をされていて、双方の考えが合致して一緒に進めることになった。
今後、研究を進めて、どこでも簡単に設置できるようになれば、夢のゼロエネルギートイレが実現するという計画です。
商品化にはまだ少し掛かりそうです。
商品という意味では少し早い。トレンドを捉えている。少しだけ早すぎましたね。
もうしばらくお待ち下さい。
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