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[WBS] 名物なき町の新戦略「とちぎ江戸料理」

2016年3月17日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

名物なき町の新戦略

栃木県栃木市、名物となる料理などがないが悩みだった地域です。

そんな栃木市が始めたのが「とちぎ江戸料理」です。

とちぎ江戸料理

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江戸料理を創作・復活した栃木市。
それを観光の目玉として4月から売り出します。

江戸時代の調理法や食材を再現したとちぎ江戸料理。

江戸時代の人たちの沸くようなエネルギーでおもしろおかしく召し上がった江戸料理。それを今たどると面白い。

とちぎ江戸料理を監修した料理研究家の冬木れいさんは言います。

煎り酒

江戸時代に醤油の代わりに使われていた煎り酒。

煎り酒は日本酒に梅干を入れて煮詰め、鰹節で風味づけたものです。
鯉の洗いにかけて使用されます。

醤油と比べるとしょっぱさが優しくなっています。

宿場町として栄えた栃木市

江戸時代にいは宿場町として栄えた栃木市。
今でも歴史的な建造物が残されています。

栃木市では「小江戸とちぎ」としてプロモーションをしています。

東日本大震災の影響で環境客も減少していました。

しかし2011年に約455万人だった観光客も2015年には約564万人まで回復しました。

栃木市の課題

しかし観光客の滞在時間が短いという課題があります。

栃木市の場合は観光ツアーでは周辺の観光地と一緒に回るツアーが多く「通過する町」としてのイメージが強く残っています。

食の魅力

栃木市ではとちぎ江戸料理など食の魅力を伝えることで観光客にお金を使って頂こうと動き出しています。

江戸料理、和食がうけるヘルシーさを全面に出す。

栃木市の呼び掛けに17店舗の飲食店が賛同。
江戸時代をイメージしたオリジナルメニューも考案されています。

その中には江戸時代に庶民に親しまれていた「ドジョウの蒲焼」や「ゆず巻大根」、「ごぼう餅」などがあります。

とちぎ江戸料理への期待

風土自体、そんなに明るいところではないので、これを機にみんなで表に出ようと盛り上がっている。

栃木市では1人当たりの消費額を1,855円から2,300円に引き上げ、観光都市「栃木市」としての成長を目指しています。

食事を豊かにすることで、観光客の宿泊にもつながり観光地としての基盤を作っていく方針です。

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