株式会社ティーケーピー
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政府は企業や大学などで行う職域接種を21日から開始すると発表しました。
職域接種とは企業や大学などが主体となり、医療スタッフや会場を確保します。企業の社員や家族、取引先の企業や近隣住民など対象者も自由に決めることができます。
トヨタ自動車や住友生命保険など多くの大手企業も職域接種の検討を始めているということです。
職場などの接種開始に向け動きが加速するなか先日、菅総理とある人物が面会しました。
ワクチン接種で使えるよう貸せる施設は全部無償で貸し出したい。
職域接種の会場を企業に無償提供する。
そう申し入れたのは全国でおよそ250の拠点を持つ貸し会議室大手ティーケーピー。
貸し会議室の数はおよそ2,000に上ります。
河野貴輝社長が6月1日、テレビ東京の単独取材に応じました。
総動員で動いている。
全国の支店に指示してワクチン会場を設置しているので、関係各所との折衝や医師をどう確保するか調整している。
これまでインフルエンザのワクチン接種などでも企業の支援を行ってきたティーケーピー。
支援の申し入れに総理は何を語ったのでしょうか?
「民間でできることをやってほしい」と。
いろいろな会社が出てきて、そういった渦ができると本当に「1日100万回接種」が達成できると総理は思っている。
無償提供する部屋はどんなものなのか、見せてもらうと…
ワクチンを打つラインを2つ作って、終わった後の経過観察で2つのスペースに分かれる。
特に社内に診療所や空きスペースがない中小企業では会場確保が難しいため今回の提供を考えたといいます。
いま緊急事態宣言中なので使えるスペースはある。
いまのうちに早くワクチンを進めて少しでも正常化に近づくように私どももお手伝いしたいし、日本経済も復活してもらいたい。
貸し会議室の活用について政府はまだ検討段階ですが無償提供を申し入れて2日目の6月1日、すでに思わぬ事態が…
どこから来ている?
大企業からの問い合わせが増えている。
中小企業はもちろん、大企業からも多くの仮予約が入っていたのです。
これは非常にビッグニュース。プリントアウトしてくれる?
河野社長も興奮気味。
従業員50万人規模の大手企業からはなんと4万人分。
この3時間ですごい数だと思う。ここまで反応があるとはびっくり。
みんなうずうずしている。早くワクチンを打ちたいと。
河野さんがさらに動きます。
ワクチン接種はスピード感があり、目的が明確になっている。
国会議事堂を過ぎ、降り立ったのは内閣府です。6月1日、コロナ対策に当たる西村経済再生大臣と河野ワクチン担当大臣に相次いで支援策を説明したのです。
貸し会議室を活用しての職域接種を早急に進めていくことで一致したといいます。
期待をしてもらった。職域向けのワクチン接種に未来を感じた。
今後はティーケーピー自身が主体となり全国に接種会場を設置し、100万人への接種を目指すといいます。
河野社長はワクチン接種の加速には民間の力が必要だと強調します。
無償で早く使ってもらい、経済が戻ってくれば後でいくらでも取り返せる。
これは戦争。1日でも早く勝たなくてはいけない。
政治も民間も一致団結して早くワクチンが行き渡ってほしい。