[WBS] 商標登録も簡単に申請!?法律×IT・・・リーガルテックとは!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

自社の商品名などを真似されないための商標登録や契約書の作成といった法律の知識が必要な業務は専門家でないとなかなか難しいです。

これを誰でも手軽にできるようにする「リーガルテック」という技術がいま注目を集めています。

これは法律に関するという意味を持つリーガルとテクノロジーを組み合わせた言葉です。

人手不足が深刻化する中、急速に広がる最新技術を取材しました。

プロトスター株式会社

起業家の支援を手掛けるベンチャー企業の前川英麿社長。

新しいサービスを立ち上げ、3月28日ある作業にあたっていました。

サービスを立ち上げる前に商標が他とかぶっていないかを見ている。

Cotobox(コトボックス)

前川社長が使っていたのはリーガルテックサービスの一つ「Cotobox(コトボックス)」。

商品名などを真似されないための商標登録をインターネットから申請できます。

商品などの名前を入力すると特許庁が持つ「商標データ」と瞬時に照合。

似ているものがなければ登録可能と判定されます。

この検索自体は無料ですが、印紙代と手数料を支払えば商標登録の申請も代行してくれます。

時間は5分ほど。

すごく使いやすい。

これまでは専門家と面談し何回か会ってやりとりし、やっと登録。

商標登録をする際は専門の弁理士に依頼するのが一般的ですが、このサービスを使えば時間の短縮につながるといいます。

cotobox株式会社

コトボックスの運営会社を訪ねてみると・・・

早速、依頼した内容が届いていました。

コトボックスの五味和泰社長は、

提携する弁理士にデータがいって最終的な確認をユーザーにとり、OKであれば弁理士から特許庁に提出する。

サービスを支えるのが独自開発したAI(人工知能)です。

例えばAIに「マイクロンソフト」という単語を入力してみると・・・

似ている商標として「マイクロソフト」が登場しました。

過去の特許庁の審査結果や裁判例に基づいてAIが似ているか判断するのが特徴。

運営会社の五味社長は元々弁理士として商標登録などの業務を請け負ってきました。

しかし、トラブルも多く登録が簡単にできるサービスを作りたかったといいます。

他人が先に商標を取って警告文が送られてきたと相談が。

利用者や弁理士にとって面倒な作業がある。テクノロジーを使い効率化する。

この日、五味社長はある事務所を訪れました。

LegalTech協会

ここで開かれたのはリーガルテック協会の会議。

この分野で起業する人たちを支援しようと今年本格的に活動を始めた協会です。

働き方改革についてもリーガルテックを入れ込める。

人手不足を背景に仕事の効率化が求められる中、広がりを見せるリーガルテック。

さらに法律家たちのふところ事情も関係しているといいます。

リーガルテック協会の伊澤文平代表理事は、

弁護士の増加によって仕事があふれている状態ではなくなった。

ITに可能性を見いだした若手の弁護士がリーガルテックを起業する流れになった。

法律家の収入減が背景にあるというのです。

例えば弁護士の場合、年間の平均取得はここ10年で4割以上減少。

この傾向はほかの法律家にも共通しています。

法律家が仕事をつくらなくてはいけない時代になった。

事業を一緒につくっていくという支援をリーガルテックに特化してやっていきたい。