日本のホテルに新しい潮流が生まれるかもしれません。
海外で急速にシェアを広げているブティックホテルという新しいホテルの内装です。

日本ではまだあまり知られていないブティックホテルですが、7月4日、ウェディング大手のテイクアンドギヴ・ニーズが10年で最大10軒建設すると発表しました。
どんな狙いがあるのでしょうか?

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
[blogcard url="https://www.tgn.co.jp/"]
テイクアンドギヴ・ニーズの野尻佳孝会長は、
10店舗、札幌から福岡までブティックホテルを展開していく。

唯一無二のホテル。ほかにない。

ブティックホテルとは独自のコンセプトやデザインにこだわった小規模で高価格のホテル。

ニューヨークのエースホテルなど欧米ではすでに広く普及していますが、日本にはほぼ存在しないといわれてきました。

実はテイクアンドギブ・ニーズは発表に先駆けて2017年、東京・渋谷に国内初と謳うブティックホテル「トランクホテル」をオープンしていました。

TRUNK(HOTEL)
[blogcard url="https://trunk-hotel.com/"]
中に入ってみると…
相内優香キャスター、
人がいっぱいいます。ホテルというよりカフェのような雰囲気ですね。

奥にはバーもありますよ。

おしゃれなバーが設置されたロビーにはフリーWi-Fiが設置されていて宿泊客ではない観光客や地元の住民が集まる独特の雰囲気を作り出していました。

早速、人気の部屋の一つという最高級のスイートルームを見せてもらうと、

広いですね、階段もある。

奥行きもありますね。テラスもある。

東京の最先端文化をイメージしたこちらの部屋、140平米の広さに70平米のバルコニーが付いて1泊57万円です。

この最高級の部屋にはある意外なこだわりが…
テイクアンドギブ・ニーズのクリエイティブディレクター、田中宏枝さん、
階段や手すりは古材を使っている。

グラスは廃校になった小学校の蛍光管を溶かして作った。

カバンや靴などの端材を使ったコースター。

実はこのホテル、内装やインテリア、アメニティなど施設のおよそ3割が再利用した素材できています。


そのため壁をよく見ると凹みや釘の跡があります。

宿泊客用の自転車は廃棄される予定だった自転車を分解して作り直しました。

コンセプトが「ソーシャライジング」。

無理をせず等身大で社会に貢献できるということがテーマ。

ブティックホテル最大の特徴が個性的なコンセプトを持つこと。

このホテルは「身の丈にあった社会貢献をする」という意味のソーシャライジングを掲げています。

例えばミニバーのつまみには地元渋谷区などの企業の製品を使用。
地元経済に貢献しています。

このコンセプトが旅行好きの外国人に受け、お客様の実に8割が欧米からのお客様です。。

オーストラリア人女性は、
面白いしファンキーで雰囲気がある。安くはないけど美しい場所だと思う。

野尻佳孝会長
会長の野尻氏は日本でのブティックホテルの需要の高さに手応えを感じているといいます。
欧米の旅慣れしている人たちが「なぜ日本にブティックホテルがないのか」。

需給バランスの悪さがビジネスチャンス。

我々はブティックホテルを作り、市場を作る。
