あの♪にヒミツが!儲かる「音」!医学生助ける聴診器用スピーカー
儲かる「音」ビジネス!

続いてやって来たのは神奈川県横浜市のテレメディカって会社。


音ビジネスでがっちりな藤木清志社長らしいのですが…

さすがに会社が小さすぎませんか!?

このスペースで十分に仕事ができるビジネスをやってます。

「がっちりですか?」
がっちりです。

この小さなスペースだけ、社員数5人だけで1億8,000万円の売上げ。

棚には発送予定の商品がズラリ!一体どんな音ビジネスを?

聴くゾウです。
「聴くゾウ?」

テレメディカの音ビジネスはその名も「聞くゾウ」。一見おもちゃのスピーカーのように見えますが実はある特殊な音が聴けるすごいスピーカーなんです。

「何のスピーカーですか?」

聴診の音を出す専用スピーカーです。

えぇ、お医者さんが聴診器でやっているあの聴診?

医学生、看護学生、それから研修医、看護師さんなど。

医療関係の方が聴診の練習をする研修会や授業で使っている。

そう、聴くゾウはその聴診の音を聴いて勉強をするためのスピーカー!

専用のアプリの入ったパソコンと繋いだ聴くゾウに聴診器を当てて聴いてみると…

しかも体のどこに聴診器を当てるのか聴診器を動かせば…なるほど同じ心臓の音でも微妙に違うんですね。

心不全や弁膜症など正常じゃない心臓の音も出せるから聴き比べも可能。

心臓以外にも肺の呼吸音もあって、例えばこちらの健康な肺の音。


そしてこちらがコロナ患者の肺の音。

実際に授業で使っている聖マリアンナ医科大学の先生に聴くゾウについて話を聞いてみると…

聖マリアンナ医科大学の黄世捷さん。
今まで学生の教育も含めてCDやイヤホンを使って教えていた。

圧倒的に教育効果が高いと思う。

聴くゾウの場合、自分自身の持っている聴診器を使えるので実際の臨床に近い。

学生さんも…

今まで文字でしか習ってなくて初めて使った。

聴きやすかった。

持って帰りたいです。

今までは心拍を聴くにも肺の音を聴くにも大きなマネキン型しかなくて使うのも大変!

どちらも高価で大きいので学生に貸し出すことはできない。

使う時には教員が付き添う必要があった。

「なんで今までそういうのがなかったんですかね?」

なんでですかね?

こういう本はいっぱいありました。

CDが入っていて後から聴く練習はできる。

聴くための道具として聴診器を使えるようにスピーカーを作る発想はなかった。

今までなかったニッチな音に目をつけた社長。症例の音作りは自らパソコンで!

実際の症例を録音し、よりキレイな音にするめ雑音を除く作業をひとつひとつこなし、大学の先生に何度も確認して作っている。

かなりリアルだと思います。

患者さんに出会う前に異常な音を勉強できる点ではかなりメリットがあると思う。

さらにこんな機能もついている。

聴診の時には脈を取りながら心臓の聴診をするのが基本。

スピーカーだけどここを触ると脈を触れることができる機能もある。

聴診の音だけでなく脈拍を指で感じられる!これでよりリアルに訓練ができるようになっているってワケ。

こちらの聴くゾウ、お値段の方は2台セットのレンタルが年間2万7,500円。

100種類以上の音が入ったソフトは年間6万500円。

なんと全国7割の医科系大学で利用されているっていうからこれは相当儲かりそう。

テレメディカは聴くゾウでがっちり!

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