2017 儲かりキーワード「ハイレジ」
聞いたことない!
「知らないですか?」
はい!
なんか見たことあるけど意味は分かりません!
うーん…ハイパーなレジ!
ハイレジの理解度はほとんどの方が見当もつかないって感じ。
帝人株式会社
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このハイレジで儲かっているのが繊維の大手「帝人」。
機能性食品素材事業促進班の北薗英一班長、何なんですかハイレジって?
ハイレジスタントスターチの略。レジスタントスターチという難食化性でんぷんを多く含む素材。
消化されにくいでんぷん、レジスタントスターチを多く含むのがハイレジスタントスターチ。
なんでそれが儲かるのか?
ハイレジっていうのは腸の環境を良くし、体重増加を抑えたり、内臓脂肪増加を抑える機能があります。
ハイレジは糖質制限やロカボなど新しい単語が出てくるダイエット業界で「次はこれだ!」と注目される最新キーワード。
では解説します。
レジスタントスターチはデンプンにも関わらず食物繊維の働きもあって胃や小腸では消化されず大腸の奥まで届くと分解されて短鎖脂肪酸という大腸のバリア機能を高めてくれる物質を生み出し、脂肪を吸収しにくくします。
だから、この頼もしい成分がたくさん入っているハイレジな食材なら肥満が予防できるはずってワケです。
気になるハイレジな食材というのが、
スーパー大麦です!
スーパー大麦
実は帝人、スーパー大麦を日本国内で独占販売。
レトルトのおかゆやリゾットなどにしたところダイエットが気になる女性を中心に大ブレイク!
グラノーラに至っては2週間で10万ケースを売る売る大儲かり。
でもここで疑問。そもそも帝人さんって主に衣類などの繊維を扱っている会社のはず。
なんで食品、しかもダイエット食品の世界に参入したのか?
同じ繊維なんです。食物繊維も。
そう言われてみれば…
そもそも2014年、なにか新しい儲かりビジネスはないかと探していた帝人の北薗さん、そこに「レジスタントスターチって食物繊維にダイエット効果があるかも」って情報が。
食物繊維もおんなじ繊維だしやってみるか!
と研究スタート。
ところが…
世界中の食物繊維の研究機関を回りました。
「それは言い過ぎじゃないですか?」
そうでもないです。世界を2周回ってきました。
肝心のハイレジという食材が見つからない…。
わずか4ヶ月の間に世界を2周回ったものの…
食物繊維だけど食べられないものばかりで、化学合成で作っているような食物繊維とか、我々は科学分野から入っているので化学品で作ること自体に抵抗はない。一般的には食=ナチュラル。
もうダメか…
そんな時、オーストラリアの研究機関が10年かけて品種改良したスーパー大麦を調べてみると…
こりゃスゴいハイレジだ!!
そのスーパー大麦のレジスタントスターチの量は穀物の中でダントツ!
普通の大麦と比べても実に4倍!
現在、オーストラリアの研究機関の農場でしか作られていないスーパー大麦、その名も「バーリーマックス」。
この共同開発の契約を結んでいるのが帝人。日本メーカーの様々な食品メーカーに独占供給。
2016年に買い付けたスーパー大麦の量は東京ドーム50個分。それが全部なくなったといいます。
「すごい儲かってるんですか?」
儲かってます!
昨年と比べて4~5倍、生産量を増やしています!
「東京ドーム250個分?」
250個分ですね!
これはまだまだ伸びそうですね。
帝人はハイレジでがっちり!
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