摘発の瞬間を独占取材!不法滞在が増える「理由」は…
了解です。すぐ着手します。
合図を受け一斉に車から降りていく一団。
ここは茨城県のとある街。住宅街に異様な雰囲気が漂い始めます。
おはようございます。
居ることは分かっているのに返事がありません。
103号室。今から入ります。7時12分。
アパートの管理会社から受け取っていた鍵を使います。
しかし、
入管です。
彼らは東京入国管理局の職員。
部屋にはロックが掛けられていました。
特殊なカッターで切断に掛かります。
その頃、裏手ではサッシの小窓から侵入を試みていました。
開けて下さい。
正面開きました。
観念したのか住民が中から鍵を開けました。
そこにいたのは20代の中国人女性。
7時32分。
朝の出勤前を狙った捜索です。
ふとんに包まってもう一人…。
探していたものが見つかりました。外国人に所持が義務付けられている在留カードです。期限は2015年9月24日。
泣いてもしょうがないから起きて。
これは東京入管の摘発。2年前からの不法滞在の疑いです。
一方その頃、外では女性たちを迎えに来た車から男性が連れ出されました。
彼もまた中国人。
迎えに来た車には他に2人の中国人女性がいました。全員身柄を確保しました。
あなたの在留資格は何ですか?
実習生です。
彼らは皆、外国人技能実習生。
外国人技能実習生
日本で働きながら技術を学ぶという国が定めた制度によって来日していました。
しかし勤め先から逃げ出し、不法に滞在していたのです。
こうして逃げ出す実習生は年間5,000人以上。そこには制度をめぐる深刻な闇がありました。
追跡!「絶望職場」の担い手たち
日本で働く外国人。その過酷な現実。
機械で指を切断したら「中国に帰れ」と。
見えてきたのは彼らを犠牲に成り立つ「MADE IN JAPAN」の実態。
まず2,000万円。
一体何が起きているのか?
人間が違います。
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