アジア最大級の家電やIT技術の見本市「シーテック」が15日の開幕に先駆けメディアに公開されました。今年は空飛ぶクルマや夢の扉「どこでもドア」など近未来の技術が登場しました。
CEATEC 2019
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タイコエレクトロニクスジャパン合同会社
[blogcard url="https://www.te.com/jpn-ja/home.html"]
自動車向けの電子部品などを手掛けるタイコエレクトロニクスジャパン。
オレンジ色の何やら不思議な装置が…
こちらは一人乗りの飛行システムが体験できるということです。
ゴーグルとヘッドホンを付けて出発です。
後ろをご覧ください。
結構スピード感ありますね。
実はこれ空飛ぶクルマの疑似体験です。
「人が乗って飛行することは出来そうなんですか?」
タイコエレクトロニクスジャパンの八木彰貴事業部長、
われわれは部品を提供する企業だが近い将来はそうなるのではないか。
ANAホールディングス株式会社
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続いて訪ねたのはANAホールディングス。
なんと遠く離れた場所にいて釣りが体験できます。
画面の向こうに映るのは大分県にある釣り堀。
手元の竿やリールと釣り堀の竿やリールが連動して動きます。
ブルブルと振動がちゃんと伝わっている。
KDDI株式会社
[blogcard url="https://www.kddi.com/"]
KDDIのブースでは…
可愛らしいドアがありますね。
KDDIの氏原佳彦さん、
実はこちらどこでも行けるドアなんです。
KDDIが開発中の「どこでもドア」ならぬXRドアです。
スマホに映ったドアを開けて中に入ると、
音楽も変わりましたね。お花畑の中に入って来ました。
私が来た方は私が来た現実世界にいらっしゃいますね。
スマホに映るドアの向こうには現実の世界にいるKDDIの氏原さんが手を振っています。
花畑だけではなくサッカー場のピッチの中に立つことも出来るのです。
5G時代になると例えば360度カメラを遠隔地に置いて瞬時に海外やスタジアムに行けたりリッチな体験ができるようになる。
三菱電機株式会社
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そして三菱電機が開発したのは…
須黒清華です。
このように喋った言葉を録音して指で線を描くと画面に立体的な文字が浮かび上がる「空中しゃべり描き」という技術です。
SNSで動画投稿に使えるのはもちろん、道案内のツールとしても応用ができるといいます。
東日本高速道路株式会社
[blogcard url="https://www.e-nexco.co.jp/"]
NEXCO東日本が提案するのは橋の足の部分をイメージしたこちら。
ゴーグルを付けて見てみると…
地下の部分まではっきりと分かります。
このように外側からでも建物の内部を簡単に見ることが出来る技術です。
AI(人工知能)の技術を組み合わせるとこんなことも。
OK、OKなんですけど、A1、B。
建物に入ったヒビをAIが診断し、どこが安全で、どこが危険かを教えてくれます。
さらにヒビが入った部分を手で広げそれを横から覗くと…
ヒビの深さまで一目瞭然に。
手間を掛けない新たな点検手段として期待されています。
日本電気株式会社
[blogcard url="https://jpn.nec.com/"]
アルファベットが刻まれた無数のサイコロが落ちてくるこちらの機械。
WBSと入力すると…
あっという間に「W」「B」「S」のサイコロが落ちてきました。
NECの宮野博義さん、
高速カメラは1秒間に1,000枚撮れる。
色や文字など形状を瞬時に認識して出すことができる。
カメラの前を0.03秒で通過する物体に書かれたわずか5ミリの文字を判別。
画像処理技術とAI技術を使って実現しました。
車とか電車につけて道路や線路の異常をリアルタイムで瞬時に解析できる。
そういう用途にも活用できる。
ソニー株式会社
[blogcard url="https://www.sony.jp/"]
6年ぶりに出展したソニーの新技術は1秒間に数万個の細胞を解析するという細胞分析装置です。
その解析の様子がなんとスマートフォンで見ることができます。
ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズの阿部友照さん、
7本のレーザーが細胞の一つ一つを高速で照射している。
細胞ががん化しているとか特徴的な分子を内包しているのが分かる。
がんの原因究明や医薬品開発などを加速させそうです。