ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS]タリバン幹部単独インタビュー!日本の対アフガン投資に期待

2021年12月11日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

イスラム主義組織タリバンが実権を掌握して4ヵ月になるアフガニスタンは深刻な食糧危機に直面しています。

タリバンの幹部がテレビ東京の取材に応じ、国内に人権上の問題はないと主張した上で日本に対し支援と投資を求めました。

タリバン幹部単独インタビュー!少量不足「経済制裁が原因」

12月10日未明、単独インタビューに応じたのはタリバンの報道担当を務めるスハイル・シャヒーン氏。暫定政権が新たな国連大使に指名している幹部です。

現在のアフガニスタンの様子については…

安定している。人々は国の端から端まで昼夜問わず移動できるほどだ。

ただ国内の状況は深刻です。干ばつなどによる不作が重なりWFP(国連世界食糧計画)はこの冬だけで数百万人が餓死する可能性があると警告しています。

食糧不足はアメリカや国際社会の制裁のせいだ。

われわれに原因はない。

欧米各国は女性の権利など人権を大幅に制限してきたタリバンに対し経済制裁を続けています。

「制裁解除へタリバンに求められるのは?」

タリバンに女性の権利の問題はない。

ただ国内の状況はやや異なります。

靴磨きをするこの女性、以前は教員でしたが最近失業したといいます。

タリバンは女性の就労を認めるべきだ。

スポーツの分野でも代表チームの女性たちがタリバンに後をつけられたり、隠れての練習を強いられたりと実態が分かりづらくなっています。

「下部組織にも人権意識は共有はできている?」

私の答えが政策の基本。

個人がそれぞれ考えを持つのは自由。でも公式の方針は私の話す内容だ。

平行線をたどるタリバンと国際社会。日本は2週間前に駐アフガン大使がタリバン幹部と初めて直接会談をして人道支援の方向性などを探っています。

日本はまず衛生や食料面の協力を期待している。

その後は日本からの投資も期待したい。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-