ミニカーのトミカ。
今年発売から50周年を迎えました。
これまでの販売台数は累計6億7,000万台以上で計算するとおよそ2秒に1台売れているそうです。
なぜ50年も愛され続けているのか、ロングセラーのワケを取材しました。
株式会社タカラトミー
[blogcard url="https://www.takaratomy.co.jp/"]
タカラトミーが1月15日に開いたトミカ50周年を記念するイベント。
その会場の一画に…
花岡昌平記者、
こちらには歴代トミカ1,000種類以上がずらりと並べられています。
これまで1,050種類以上を販売しているミニカーの定番「トミカ」。
トミカが誕生したのは高度経済成長期真っ只中の1970年。
日本初の手のひらサイズのミニカーとして子どもたちの間でたちまち人気となりました。
発売からしばらくは国産車のみで展開していましたが、その流れを変えたのが…
1970年代半ばに起きたスーパーカーブーム。
ランボルギーニ・カウンタックやポルシェ930など憧れのスーパーカーを次々と発売。
その後も80年代後半のF1ブームや、2000年代からのエコカーブームなど時代の変化や自動車のトレンドに合わせて新しい商品を発表し続けました。
また、これまでで最も売れたのは407万台を売り上げた日野のはしご付消防車。
はしご部分が伸びるデザインが子どもたちに大受けだったといいます。
タカラトミーの竹内俊介ベーシック事業部長、
アクションを1個入れることで子どもたちの想像性をかき立ててミニカーとして深いものになっていく。
小さい子どもでも転がしやすいように設計されているし、これはこだわりでずっと続けている部分。
見るだけでなく気軽に触って遊べる、それがトミカのこだわりです。
今もなお常時140種類をラインナップしながら毎月1回新車を2種類発表するなど飽きさせない努力も続けています。
さらに近年は…
車体を上から押さえるとリアルなエンジン音が鳴るトミカ4Dや、ホイールまで忠実に再現した大人向けのハイクオリティーモデル、トミカプレミアムシリーズも展開。
子ども、親、祖父母まで3世代で楽しめるおもちゃとして進化を続けています。
タカラトミーの富山幹太郎会長。
立体物のおもちゃをこの先50年続けていけるのか。
環境問題も含めて大変な変革期に入ると思う。
大人にも楽しんでもらえる商品開発とあとはグローバルでどう攻めるか。
真剣にやれることをやる。
私たちがこれからやらなくてはいけないこと。