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[WBS] [白熱!ランキング]飲みごろ日本ワイン

2017年5月17日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

日本国内で作られたブドウで醸造した日本ワイン。最近、味の評価が高まり海外の三ツ星レストランでも選ばれるようになっています。

そんな日本ワインの最新売れ行きランキングです。

エノテカ株式会社

[blogcard url="https://www.enoteca.co.jp/"]

4月にGINZA SIXにオープンしたワインショップ・エノテカ。

国内最大のワインの品揃えの中で広いスペースを割いて並んでいるのは国産のブドウを使い国内で醸造した日本ワインです。

今、注目の日本ワインのランキングとは?

6位~10位

順位
6位丸藤葡萄酒工業
2,052円
ルバイヤート甲州シュール・リー
7位中央葡萄酒
2,160円
グレイス 茅ヶ岳
8位北海道ワイン
1,404円
北海道ケルナー
9位中央葡萄酒
3,780円
グレイス樽甲州
10位まるき葡萄酒
1,728円
いろ甲州

エノテカオンラインの2016年の販売本数でランキングを集計。

まずは10位から6位、8位の北海道以外は山梨県産のワインが並びました。

いろ甲州

10位のいろ甲州のボトルには可愛いヒツジが描かれています。

エノテカ通販事業部の加藤光さんは、

甲州ワインの特徴をよく出しているワイン。和かんきつ、特にユズみたいな香り。

製造元は現存する日本最古のワイナリーとして知られるまるき葡萄酒。ブドウ畑に案内されると、

4年前から飼っているヒツジ。

広い畑を走り回るヒツジたち。その理由は独特の栽培法にあります。

まるき葡萄酒の醸造責任者、薬袋才樹さんは、

不耕起草生栽培といい雑草を自然のまま生やして、ヒツジが草を食べ、排泄物を落として、それが土に返って活性化する。

2位~5位

順位
2位中央葡萄酒
1,944円
グレイス グリド甲州
3位高畠ワイン
1,915円
嘉スパークリング ピノ・シャルドネ
4位丹羽ワイン
1,620円
てぐみデラウェア
5位中央葡萄酒
2,160円
グレイス甲州

注目はベスト10の中に4アイテムがランクインしている中央葡萄酒というワイナリーです。

中央葡萄酒

[blogcard url="http://www.grace-wine.com/"]

こちらも山梨県甲州市で94年続く老舗。

人気の理由は海外での評価です。3年前、世界最大のワインコンクール「デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード2014」で日本のワインとして初めて金賞を受賞しました。

評判は瞬く間に世界に広まり、ベルギーの三ツ星レストラン「ヘルトック ヤン」でも扱われるようになりました。

ヘルトック ヤンのジョアキム・ブッデンスさんは、

日本がこのようなワインを造り感動した。このワインのエレガントな味に驚いた。

このワインを手掛けたのが社長の娘で栽培醸造部長の三澤彩菜さん。日本固有のブドウで世界に通用する甲州ワインを造ろうと世界中を回り勉強をしてきました。

試した技術のひとつがブドウの根の部分を土で盛り上げて排水をよくする高畝式栽培というもの。こうすることで風味を凝縮するといいます。

白ワイン用ブドウは排水はあまりいらないという、赤ワインは排水が必要だけれど。そういうのはまるっきり無視して白ワインでもどんどん排水して、ぎゅっとした甲州ブドウからものすごい甲州ワインを造りたい。

その努力は報われ世界の数々のワインコンクールで受賞を重ねました。

ランキング5位のグレイス甲州は2016年のコンクールでプラチナ賞を受賞。

そして2位のグレイス グリド甲州は部門内の最高賞を受賞しています。

三澤茂計社長は、

作り手としてうれしい。今まで造ったものより良いワインを毎年造らなければならない。本当に挑戦の連続。

1位

順位
1位高畠ワイン
1,845円
嘉スパークリング・シャルドネ

エノテカ通販事業部の加藤光さん、

高畠ワイナリーの「嘉スパークリング・シャルドネ」。

山形県高畠町のワイナリーが造るスパークリングワインが1位。

少しすっきりとした酸の強い、凛とした感じのさわやかな1本。非常にコストパフォーマンスが高いこともあるし、近年、世界的にスパークリングワインの需要が高まっていて、年々伸びている傾向。

進化を続ける日本ワインから今後益々目が離せなくなりそうです。

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