シマンテック
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若者で賑わう街、渋谷。
その一角にあるカフェであるイベントが開かれていました。
ここWi-Fiつながる。
男性がスマートフォンを店内のWi-Fiに繋ぎ、メールを送りました。
そこで隣の男性がパソコンを操作すると
これが利用者が送ったEメールです。
パソコンの画面にはメールアドレスが表示されています。
ご覧の通りEメールを盗み取ることは簡単にできます。
実はこちらはハッキングの実演です。セキュリティソフト会社のシマンテックが暗号化されていないフリーWi-Fiの危険性を示すために開いたものです。
一見、利用者登録ページのように見えるサイトも
これは私のパソコンに接続しています。グーグルやフェイスブックのアカウントでログインするように促し、個人情報を盗むことができる。
シマンテックのニック・サヴィデスさんはいいます。
情報を盗む目的で自治体や有名な店の名前を騙る偽のWi-Fiが設置されることもあるといいます。
こうした被害を防ぐため、シマンテックが発売したのが「Norton Wi-Fi Privacy」。こちらを使用して、先程と同じWi-Fiに接続すると
スマートフォンは通常のWebサイトを表示する状態になりますが、ハッカーのパソコンにはデータがまったく表示されない。
ハッカーのパソコンには情報が流失しませんでした。
このソフトはインターネット上に仮想の専用通信網をつくる「VPN」という仕組みを使います。そのためフリーWi-Fiを安全に利用できるといいます。
街のWi-Fi
街中にフリーWi-Fihaどのくらいあるのでしょうか?
渋谷でWi-Fiスポットを探すと約50のWi-Fiに反応しました。中にはカフェや小売店の名前のものもあります。これらが無料で使えるフリーWi-fiです。
しかし、
これとか、これ。
パスワードを入力しなくても使える鍵のマークのないWi-Fiが危険だといいます。
シマンテックのノートン事業統括本部の古谷尋部長は
鍵がかかっていないWi-Fiはすぐに使える利便性があるが、その分、暗号化されていないのでデータが全部丸見えになる危険性がある。
街の声
フリーWi-Fiについて街の人の意識は。
情報が取られている可能性があることは?
知らない。速度制限があるので、フリーWi-fiが使えたら使ってしまう。
Wi-fiはつながれば何でも使っている。
セキュリティー対策は?
全然していない。
安全にフリーWi-Fiを使うには
- パスワードなどの個人情報を入力しない
- 自動的にWi-Fiにつながらないようにする
東京オリンピックに向け、Wi-Fiスポットは増えていく。ちょっとしたツールがあれば誰でも受信できてしまうので、Wi-Fiを設置しているのが企業だったり、変な目的で使っていなくても使う側は注意しなければいけない。