健康のために食事に気をつけている人は多くいると思います。
まずは街で話を聞きました。
東京・新橋
30代男性、
お昼はカップ麺。体にあまり気をつかっていない。本当はした方がいいんでしょうけどね。
30代男性、
体に気を使ったらこんな体型にならない。ダメだと思いつつも誘惑には勝てない。
50代男性、
お昼はラーメンとチャーハンのセット。体には気を付けてるんですけど、ついつい食べてしまう。
当然、体には気を付けているのですが、食事制限までなかなか踏み込めません。
そこで健康な体づくりを売りにして集客につなげる新たなサービスが登場しています。
SUPER SPORTS XEBIO
[blogcard url="http://www.supersports.co.jp/index.php"]
スポーツ用品専門店スーパースポーツゼビオ。全国で約170店舗を展開、数十万点にも及ぶ品揃えが自慢です。
その店の一角に7月21日、新たな施設「ダイエット プラス ラボ」ができました。
スーパースポーツゼビオららぽーとTOKYO-BAY店の堀川久勝店長は、
正しい食事で健康な体づくりをすることを管理栄養士がカウンセリングしながら体のサポートをするという新しい取り組み。
株式会社フィッツプラス
[blogcard url="https://fitsplus.co.jp/"]
この施設を運営するのはダイエットアプリなどを手掛けるフィッツプラスです。
実際にサービスを体験してみました。
カウンセリングシートへの記入が済んだら体重や体脂肪、筋肉量などを測定します。
どんな結果が出たのでしょうか?
フィッツプラスの管理栄養士、高橋香奈さん、
トータルでは「やや肥満」。
標準を大きく上回る数値、さっそく食生活について見直すことにします。
大浜平太郎キャスターの昨日の食事は昼食(午後3時)はハンバーグ定食、夕食(午後9時)は茶碗蒸しと1日2食、ボリュームはかなり少ないです。
入ってきたカロリーに合わせて筋肉量もコントロールする。これだけの食事で生きていけるように基礎代謝を落とす。
実は食事の控えすぎが基礎代謝を下げ、逆に脂肪を蓄えやすい体になっていたのです。
朝食はぜひ食べてみてください。体重はそんなに変わらないので。
月1回のカウンセリングに加え、専用のアプリに食事の写真を送り管理栄養士からアドバイスを受け取るサービスで正しい食事のサポートをします。費用は1ヶ月あたり2万5,600円(スタンダードコースの場合)。
健康意識の高い人だけでなく、体づくりが必要な部活動をする中高生もターゲットにし、スポーツ用品店との相乗効果を狙います。
ゼビオの加藤智治社長は、
これまで取り込めていなかった女性客を獲得できるし、「ダイエット プラス ラボ」としても新しい顧客の開拓につながる。双方にとってメリットがあるコラボレーション。
HIGH FIVE SALAD
[blogcard url="http://highfive.tokyo/"]
健康な体づくりを売りにしたサービスは身近なところでも始まっています。
都内にあるサラダ専門店。
健康に気を使う人が多いこちらの店でお客様が熱心に見ているのはメニューではなく料理の解析表。
解析表には使用されている材料のほか、タンパク質やミネラルなど5大栄養素のバランスがわかりやすくグラフで表示されています。さらに血行促進やアンチエイジング、不眠など、どんなことに対する効果が期待できるかがひと目でわかるようになっています。
今まで野菜ならいいのかなと思っていたが、何がいいのか載っていて数値で見ると納得する。
この解析を行うのは管理栄養士ではなく「食ラボ」というクラウドサービス。操作は簡単、レシピをパソコンで打ち込んでいくだけです。
ハイファイブサラダの水野裕嗣社長は、
食材や分量などを入れることで自動的に成分が検出される。
効果を具体的に数値化・文章化することで健康意識の高いリピーターを増やしたい考えです。
健康を保ちたいとかダイエットを気にしているお客様が多い。食べたものが自分の体になるというのをしっかりと分かってもらうために、特に30~40代の方にアピールしたい。
ライフロボ株式会社
[blogcard url="http://www.liferobo.co.jp/index.html"]
素材が持つ栄養素を解析することでメニューの付加価値を高める「食ラボ」。
開発したのはヘルスケアに特化したITベンチャーです。
ライフロボの田辺顕能社長は、
今まで飲食店は基本的においしさを追求することがほとんどだった。体を作っているものを提供している意識を持つ飲食店が増えることを願い、サービスを提供している。
サービスの利用料は月額980円から、管理栄養士よりも格段に安く提供できることが強みです。
利用客は飲食店だけでなく福利厚生の一環として企業の社員食堂が採用する例も出てきているといいます。
糖質とか塩分とか食事の持つ栄養を表示する量が増えている。食の管理についてビジネスをやろうとする者からすると後押しになる。