世界卓球、女子では高校2年生、17歳の平野美宇選手が日本勢では48年ぶりとなる銅メダルを獲得しました。混合ダブルスでも石川佳純選手と吉村真晴選手が金メダルを獲得と盛り上がりました。
この卓球人気が今、経済の現場でも大きな広がりを見せ始めています。試合に負けない熱い現場を取材しました。
SUPER SPORTS XEBIO
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スポーツ用品を扱うスーパースポーツゼビオ オリナス錦糸町店。卓球コーナーでは福原愛選手や水谷隼選手のラケットが並んでいました。
世界卓球の盛り上がりもありお客様からの注目が一気に上がったといいます。
「世界的なスリートが生まれると売り上げは上がる?」
オリナス錦糸町店の鍬田親宏さんは、
その次の日に問い合わせがあったり、平野選手が勝ち上がって次の日にラケットを買いに来るとか効果はあったと思う。
今回の世界卓球で活躍した伊藤美誠選手や平野美宇選手が使っているモデルのラケットなどは問い合わせが多いといいます。
4月頃は卓球部に入部したての中高生で賑わっていましたが、最近では若い頃に卓球をやっていた社会人が再びラケットを握りたいと来店する人が増えています。
「売れ筋は?」
学生とか社会人が多いのでバタフライの「エクスター」が一番。
このラケットは玉を打つ面にラバーを自分で貼る本格的なもので自分仕様にカスタマイズできます。
初心者も最初から本格的な用具を揃える人が増えているといいます。
「売上は前年に比べると上がっている?」
かなりアップした。前年と比べると150%くらい。
こうした卓球人気でゼビオ全体でも4月から6月頭までの卓球関連の売上が3割増加。確実に世界卓球効果が現れていました。
T4 TOKYO
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この卓球ブームの中、街にも変化があります。
6月8日から渋谷にオープンする「T4 TOKYO」。日本初の卓球をテーマにした複合型施設です。
広々とした個室は気の合う仲間で気軽に卓球を楽しめるスペースです。
さらにこの施設の中にはレストランもあります。一見、卓球とは関係ないように見えますが、
こちらのレストランでは卓球をイメージした料理を提供しています。
ピンポン玉をイメージしたパンケーキや金柑をボールに見立てたお酒「ピンポンサワー」、そしてラケット型のアイス「ピンポンラケット・アイスキャンディー」など卓球にこだわったオリジナルメニューが揃います。
株式会社スヴェンソンスポーツマーケティングの山下亮社長は、
卓球をやる人が卓球を通してコミュニケーションがとれる場をつくりたい。お酒、楽しい食事があって、ワイワイできる場所を渋谷につくりたい。
このビルの1階にはラケットやユニフォームを豊富に取り揃える卓球ショップ「VICTAS SHIBUYA」があります。
こちらが卓球日本代表が着ている日本代表ユニフォーム。日本でここしか売っていない。
さらに施設の奥に卓球スクール「タクティブ渋谷店」。ここで本格的に卓球の腕を磨くこともできます。
メインはマンツーマンレッスン、それとグループレッスン。iPadで動画を撮り反省点を見つけてレッスンをする中で改善していく。
卓球をテーマにしたこの施設、入場者数は月間1万人を見込んでいるといいます。
卓球経験者は非常に多いと思うが現在やっている人はごく一部。これを通して、もう一回卓球をやってもらえるとうれしい。
この卓球ブーム、今後も更なる盛り上がりを見せることができるでしょうか?