上海のロックダウンによって私たちの身近な商品にも影響が出てきています。中国国内での物流が止まっているため通常の半分以上のものが入ってこないという業者を取材しました。
上海ロックダウンの影響!夏服が入ってこない!?
全国におよそ20店舗を持つアパレルショップ「メソッド」。
一番の売れ筋は…
メソッド テラスモール松戸店
宮脇 晃店長

おすすめはこのあたりの商品ですね。
太めで着るタイプのTシャツでダボダボのシルエットになっている。
今の季節、3,290円の厚手のTシャツに、その上に羽織るとおしゃれだという8,790円のスタジアムジャンパーが若い人に人気だといいます。
どちらも中国製。
こちらの店では中国製の商品が7割以上を占めています。
番組スタッフ
上海のロックダウンの影響は出ている?

メソッド テラスモール松戸店
宮脇 晃店長

商品が遅納していたりとかは発生しているので多少はあると思う。
まだ影響は大きく出ていませんが、このままロックダウンが長引けば新しい夏物の入荷がなくなり、在庫を並べてセールを行うしかないといます。
メソッドに服を卸している業者「サンブロス」を訪ねてみると…
サンブロス
小林久敏社長。

こちらは倉庫になる。
通常だと段ボールが高く積み上げられるが、今はすき間もあってゆったりと置かれている。
段ボールは通常の半分以下しか無い状態です。この会社では全て中国で生産しているもの扱っていて、国内の大小およそ100社と取引をしています。
上海のロックダウンによって取引先に卸せないものも出てきているといいます。
サンブロス
小林久敏社長。

実際商品は仕上がっているが中国では物の移動が禁止されているので入荷ができない状況が起きている。
この会社ではリスクヘッジのため中国に工場を3ヵ所持っていて、それぞれ3つの港から輸入しています。しかし現在、輸入ができているのは1ヵ所のみからです。
この会社と取引をしている別のアパレル業者は「ゴールデンウイークまでは持つが、この状況が続くと影響が出てくる」と話します。
小林社長はロックダウンの影響でこの先、いつ入荷ができるか分からない状況だといいます。
サンブロス
小林久敏社長。

アパレル業界は夏物商戦がいま一番のピーク。
このままロックダウンが続くとかなりの痛手。
売り上げは通常の半減が予想される。