シリーズで伝えている「緊急事態宣言下で…」。
いま活況を呈している現場がブランド品の買取店です。
手元の資金確保とともにもう一つ需要が急増している意外な理由がありました。

株式会社スタンディングポイント
[blogcard url="https://www.style-eco.com/"]
5月3日、ゴールデンウィーク中の東京・銀座。

百貨店をはじめ多くの店が臨時休業し、人出は以前の8割以上減少しました。

そんな中、営業を続けていた店が…
東京や大阪で展開するブランド品買取専門店のエコスタイルです。

こちらの男性が店を訪れた理由とは?
コロナウイルスのせいでちょっと資金が足りないので。

足しになればいいかなと思う。

物流業の30代男性、新型コロナの影響でそれまであった仕事の量が大きく減り、当面の生活費が必要だといいます。

資金面で厳しくなっているので思い切ってまとめて売りに来た。

もともと高価な物なので10万円ぐらいになればいい。

男性が持参したのはかばんや革製の小物など10点。総額40万円ほどの品です。

査定の結果は…
希望は10万円でしたがおよばず見積もりがこちら。

思ったより安い。

期待が大きかったのが多少ある。

査定額は6万4,000円。希望額には届きませんでしたが…
この金額でお願いします。

やむなく決断。
いまは急ぎ現金に変えたいというお客様が急増しているのです。
これでも十分足しになるのでだいぶ助かります。

エコスタイル銀座本店の渡邊佑司店長、
資金面や先行きが見えないので会社の経営者など高価な物を売る人が増えている。

最近買い取ったというのが、
定価で約100万円の品物。

ダイヤモンドが9個散りばめられたおよそ100万円のシャネルの時計に18金で作られたスイスの高級腕時計。

特にいま依頼が殺到しているのは金製品です。
金の価格は先月、史上最高値を更新。資金繰りに充てる経営者が増えているといいます。

さらにこんなケースも…
家を整理していて不要な物が出てきたので。

多分この先使わないと思って。

家の片付けをして出てきたブランド品。いわゆるタンスの肥やしです。
宅配買取センター
エコスタイルでいま最も忙しい現場がこちら。

宅配で送られてくる倉庫です。
所狭しと山積みされた段ボールが…

その中身は買取を希望する高級ブランド品の数々です。
エコスタイルの佐藤慶敬鑑定士、
前年比で140%以上の申し込み。

急増している理由は鑑定士と依頼主が一度も接することなく査定してくれること。

多い日には100箱近い依頼品が送られてきます。
品物の状態の確認が一番。

日本のシャネルだと定価50万円ちょっとの品物。

おそらく15万円ぐらいの査定。

さらにこれまでにない傾向も。
この時期は買うお客様が多いが今年は旅行を自粛する人の影響でスーツケースが最近増えている。

新品同様のスーツケースです。
ゴールデンウィークや夏休みの旅行を断念した人たちが増えていると見ています。
新型コロナの影響でインバウンド需要が激減。
同業者の中では買取価格の下落も始まっています。

今、自宅で何かできることをみんな探しているので、その中で当社のサービスがお客様の力になればと思う。
