株式会社ストラタシス・ジャパン
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東京都中央区のとあるビル。
出迎えてくれたのは株式会社ストラタシス・ジャパンの営業開発部エンジニアの小山丈博さん。
でも、株式会社ストラタシス・ジャパンって聞いたことがありませんが?
何の黒船カンパニー?
世界シェアは50%以上、世界一の3Dプリンタの会社。
3Dプリンタ
ストラタシスは、ここ数年で急に日本でも広まった3Dプリンタの世界No.1企業。
その売り上げは?
世界の売り上げが約800億円。
儲かっています。
実は、この黒船カンパニー、1988年にアメリカで誕生。今注目を浴びる3Dプリンタを世界に先駆けて開発したのです。
それが1988年のストラタシスが開発したFDM方式(熱溶解積層法)なのです。
プラスチックを熱で溶かしたものをソフトクリームのように積み重ねながら固めていくというものです。プロユーザーの間で大評判になったのです。
ところが、
20年経って基本特許が切れまして、そのFDMのテクノロジーを使って他社がどんどん3Dプリンタを開発している状況です。
2009年にFDM方式の一部特許が切れ、他社が3Dプリンタを作り始めた。
一般的に3Dプリンタが知られるようになったのもこの頃です。
このままではマズイ…。
と思いきや、3Dプリンタのパイオニアはさらなる新機種を開発。
こちらが3Dプリンタ業界に革命を起こしたポリジェット方式と我々は読んでいます。
Poly Jet方式
ポリジェット方式と呼ばれる新たな手法を取り入れた驚きのテクノロジー。
仕組みはインクジェットのプリンタによく似ています。
機械には7本のノズルが付いていて、それぞれのノズルから違う色が噴出し混ざって固まる仕組みです。
従来のFDM方式だと一色、単色だけの造形だったけれど、ポリジェット方式はカラー表現が出来るようになった。
ノズルから出てくる色のバランスを変えれば最大36万色のフルカラーを再現できると言うから、まさに白黒プリンタからカラープリンタになったような進化。
お寿司のサーモンのグラデーションも見事です。
そして色だけではありません。
靴のソールは柔らかい。この辺は硬い材料。ここにいくと柔らかい。ソールにより近い素材を表現しています。
なんとプリンタの7本のノズルには色だけでなく、硬さの異なる素材が入っています。
その分量を調整して混ぜるため、部分ごとに硬くしたり、柔らかくしたりできます。
その機能を生かして、
医療用の術前のシュミレーションモデル。
医療用シュミレーションモデル
CTスキャンのデータを元に患者様の体を再現。
内部に走る血管の位置まで再現されています。
ですので手術前のシュミレーションができます。
これだけ硬くなんてことも朝飯前。
3Dプリンタに革命を起こし業界トップに君臨し続ける黒船カンパニー。
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