焼き芋はさまざまな品種が登場するなどここ数年ブームとなっています。
この焼き芋にコンビニ各社が力を入れ始めています。
一体どんな狙いがあるのでしょうか。

株式会社ローソンストア100
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都内にあるコンビニエンスストア「ローソンストア100新宿住吉店」。

甘くておいしい。冬はいつも買う。

ローソンストア100では定番の商品で先月から焼き芋を販売。
石焼きの専用オーブンを使いじっくりと加熱した焼き立てを提供しています。
数年前から続く焼き芋ブーム。食物繊維が多く手軽に食べられるため購入する客層が広がっているといいます。

芋は主食で食べている。

いま炭水化物を食べたかったので芋を食べようかと。

ローソンストア100の先月の焼き芋の売り上げは去年より15%増加。

先週からは1本108円の焼き芋のほかにねっとりとした甘さが特長の安納芋の販売を始め、この冬は前年比150%の売り上げを目指します。


ローソンストア100の笠井慎也さん。
気温が下がれば販売チャンスも来る。焼き芋の実施はにぎやかしにもなる。

他の商品も購入してもらえるので集客効果につながる。

一方、ファミリーマートでは来月2日から焼き芋の販売を始めますが、今年は去年の2.5倍となるおよそ2,500店舗に拡大します。


ファミリーマートの商品本部、高見沢祐介さん。
ファミリーマートの焼き芋は「ねっとり甘い」が最大の特徴。

こちらもねっとりとした甘さが特長の2種類のさつまいもを使用しています。

去年から焼き芋の販売を始めたファミリーマート。
狙いは新たな顧客層の獲得です。

やはり焼き芋は女性客に受けている。

去年は一度買ったお客様が何度も買う。主力商品と同じレベルのリピート率だった。

焼き芋は新しいお客様に来てもらえる商材だと捉えている。

10月20日に発表された9月の全国コンビニエンスストアの既存転売上高は2ヵ月ぶりのプラスに。

寒さが本格化するこれからの季節、焼き芋がコンビニの売上げアップのカギを握る商品になるかもしれません。