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[WBS]"雑草"が飛ばす秋花粉!都心部の街中でも…[エステー株式会社]

2021年9月14日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

今、秋の花粉症がピークを迎えようとしているのをご存知でしょうか。

春先はスギやヒノキの花粉症に悩まされる方も多いかと思いますが、秋もブタクサやヨモギといった雑草などの花粉が多く飛散するそうです。

鼻水や咳など新型コロナと初期症状が似ていることからこの秋は特に注意が必要です。

エステー株式会社

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秋の花粉症の原因となる植物とはどんな物なのでしょうか。

花粉やアレルギー物質に詳しい埼玉大学大学院の王青躍教授に案内してもらいました。

これはオオブタクサです。

今、ブタクサのシーズンなので花粉症に注意しないといけない。

身長166cmの田中瞳キャスターより大きく育ったキク科のオオブタクサ。

秋花粉を飛ばす代表的な植物です。

この花粉の内部にあるアレルギー物質が花粉症の原因となっています。

荒川の土手では大量に自生していました。

道路の向かいに生えていたのはヨモギ。こちらも秋花粉を飛ばす植物です。

成長力は強い"雑草"なので栄養分はそんなに必要なく成長できる。

そして今、コロナ禍だからこその注意点が…

コロナ禍でテレワークになった人が気分転換で河川敷や公園を散歩したりすると花粉と出会う機会が増えてくる。

さらに都心部に多く見られる植栽スペースに秋花粉を飛ばす雑草が増えやすいそうです。

王教授は都内とさいたま市で花粉の飛散量を計測し、花粉症専門サイトなどと協力して情報を発信。注意を呼びかけています。

秋花粉はあまり知られていないことも特徴。誰も知らないので出会っても分からない。

この秋の花粉症、一体どんな症状なのでしょうか。

ナビタスクリニックの久住英二医師。

少し鼻水が出たり、目のかゆみがあっても気付いていない花粉症の人が多いと思う。

雑草は次々と生え変わりながら花粉の飛ばすため、春に比べ軽い症状が続きやすく花粉症と気付かない人が多いといいます。

さらに…

症状が出てコロナかと心配で受診して、コロナではなく花粉症ですかねという方が多い。

秋花粉の時期になりコロナの感染者は減ってきている状況で花粉症やコロナ以外の風邪という方が相対的に増えてくる。

秋の花粉対策に企業も動いています。

芳香剤や防虫剤で知られるエステーは秋花粉対策ガイドを発行。監修したのは先程の王教授です。

9月14日に開かれていた営業担当者の会議では…

エステーのクリアフォレスト事業部、藤平諭志さん。

秋花粉対策ガイドを発行させてもらった。

皆さん商談スタートすると思うが得意先にも紹介してもらいたい。

ドラッグストアなどの取引先に対策ガイドを配ってもらい秋の花粉症を知ってもらおうと呼びかけていました。

エステーにも花粉対策商品はあります。

マスクの外側に塗るだけで花粉をガードするというスティックや襟元に貼るシール、そしてメイクの上からも使えるスプレー。

しかし、この対策ガイドには自社の商品を一切載せていません。

その理由は…

正しい対策の一歩をしっかりとしてもらうため、商品を載せずに花粉内容に特化したものになっている。

エステーは春にもこのようなガイドを出して早くから花粉対策の必要性を強調。その結果、関連商品の売り上げは前の年から70%増加したといいます。

今年の秋花粉でも売り上げアップを狙います。

こういった活動をすることによって毎年売り上げが少しずつ増えてきている。

商品の動きとしてはいい影響。

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