新型コロナをきっかけに様々なことを1人でやる機会が増えました。それに合わせて色々なサービスも広がっていますが、そこには感染対策だけではない意外なニーズがありました。
株式会社東急スポーツオアシス
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7月5日、フィットネスクラブを運営する東急スポーツオアシスがお一人様向けの新たなサービスを始めると発表しました。
東急スポーツオアシスの野村誠太郎さん、
人生100年次代に向け、総合的な健康体験を提供する。
オンラインを通じて運動を指導するトレーナーはもちろん、管理栄養士や理学療法士などがチームを組んで利用者1人1人に対して総合的にサポートします。
新型コロナの影響でフィットネス市場は急激に縮小しています。
ところがそんな中でも…
「個ジム」というお一人様ニーズに対応したサービスがコロナ前と比べて約2.5倍の利用に増えている。
個ジムとは一体?
実際に利用している50代のオリモさんに付いていくと、フロアにあるトレーニング器具には目もくれず、まっすぐ向かった先は小さな部屋です。
中にはエアロバイクが。
すると音楽とともにゲームの世界にいるような映像が漕ぐスピードに合わせて変化。この小部屋で1人でトレーニングするのが個ジムなのです。
コロナが広まってからスポーツクラブに来ていいのかと葛藤があった。
ここだろ、あまり人との接触がないから思い切りできると。
コロナ禍では感染防止になるとの安心感から利用者が急増。
人気の理由は感染対策だけではありません。
個ジムの方が自分の世界に入って醜い格好で走っても誰に何も言われない。
ひと目を気にせず一人で気楽に運動ができるという需要を掘り起こしていました。
お一人様は相手が必要なスポーツでも。
都内に住む落合剛さん。
カードキーを当て部屋に入るとそこには卓球台。
でも落合さん、今日は1人ですよね?
ロボット相手のひとり卓球練習。
相手をするのは本格的な卓球マシン。こちらも基本、お一人様で利用する施設です。
球の軌道やスピン、スピードなどを自分好みに設定して練習ができます。
常駐するスタッフもいないため他の人との接触はありません。
利用料は1時間1,100円。落合さんは週に3回ほどここで汗を流すといいます。
相手がいたり、チームがあったりだと勝手なまねはできない。
集中的にやりたいときはひとりというのはいい。
一人でも気軽に始められる手軽さなどから会員数は右肩上がりで増加。コロナが追い風となり今月は神奈川県、来月には埼玉県と新店舗が相次いでオープンします。
卓トレの石原幸一代表、
コロナ前の時期に比べ、稼働率は倍になっている。
ひとりで練習するスペースを提供したところがニーズに合致した。