spicy curry 魯珈
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東京・新宿区。JR大久保駅近くの路地に行列ができています。土曜日には10人近くが並ぶといいます。
お客様のお目当ては大きな皿に盛られたカレーです。
お客様の反応は、
すごくおいしいですよ。
本当に食べた瞬間ドンピシャだった。
食べると汗も吹き出す人気のカレーの秘密とは?
薬膳カレー
本格的な南インドカレーを提供する「スパイシーカレー魯珈(ろか)」。
一番人気は「ろかプレート(950円~)」。
いろいろなスパイスがきいていて、じんわり汗が出てくる感じ。
カレーには約10種類のスパイスやハーブが使われています。
まずはマスタードシードを入れてから辛味を出します。次に甘く香り辛みもあるシナモン、さわやかな香りが強いカルダモン。甘い香りとしびれるような刺激のクローブ。そして南インド風カレーには欠かせないカレーリーフを投入。独特なスパイシーな香りが油に移っていきます。
スパイシーカレー魯珈の齋藤絵理さんは、
煮込み時間が短い方がスパイスの香りが残ったまま、香りが強い状態で仕上げられる。
これらのスパイスやハーブは漢方で使われるものも多く薬膳カレーとも呼ばれています。
齋藤絵理さん
店主の齋藤絵理さんは幼いころ両親に連れられカレーを食べ歩いたことからカレー好きになりました。高校生の時にカレーの店を開くことを決心しました。
そして都内の南インドカレー店で7年間修行した後、2016年12月に独立しました。
店を開く時にこだわったのは大久保という立地です。
私がよく行く店はここ。バングラデシュの人が経営するスパイスショップ。
マスタードシード。南インドでよく使うスパイス。
こうしたスパイスやハーブを買うことができる店が大久保周辺には揃っています。
ろかプレート
齋藤絵理さんがお客様に勧める「ろかプレート」の食べ方も独特です。
周りの生野菜と副菜ですが食事の中盤くらいに全部まぜて、いろいろな食感をお楽しみください。
人気メニューの「ろかプレート」はカレーの周りに炒め野菜や生野菜、タマネギの酢漬け、高菜などが添えられています。
そしてご飯の上に乗せたのが台湾の屋台などで「魯肉(ルーロー)」という名前で売っている豚バラ肉の煮込みです。
言われたとおりに途中からカレーも野菜も魯肉も全部まぜて食べると、
酸味もあったり魯肉の香りも出てきて、まぜた方がおいしいかもしれない。
南インドではカレーは本来、付け合せなどと食べるものです。齋藤絵理さんは自分が大好きな魯肉をカレーと混ぜる独自メニューを作りました。
カレー店で独立するなら大好きな魯肉も一緒に作ろうと決めていた。
この斬新なメニューがカレー好きの間で評判となり開店して2ヶ月足らずで行列ができる店となりました。
アロマ効果で食べたときに香りでリラックスしてほしい。
高校生の頃からの夢を叶えた齋藤絵理さん。そのまぜる薬膳カレーにハマるお客様が増えています。