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[WBS]ソニー新工場建設を検討!熊本が半導体の集積地に?[ソニーセミコンダクタソリューションズ]

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ソニーグループが台湾の半導体メーカー「TSMC」などと工場建設を進めている熊本県で新たな半導体工場の建設を検討していることが分かりました。

ソニー新工場建設を検討
熊本が半導体の集積地に?

12月16日、東京ビッグサイトに産業界が熱い視線を送る企業トップの姿が・・・

台湾の半導体メーカー「TSMC」の日本法人の小野寺誠社長、そしてソニーグループで半導体などを手掛けるソニーセミコンダクタソリューションズの清水照士社長です。

TSMCジャパン
小野寺誠社長

2021年に入り、つくばの3DIC研究開発センター、続いて熊本工場(JASM)、最初の量産ラインの建設が進んでいる。

ソニーセミコンダクタソリューションズ
清水照士社長

熊本にTSMCが進出して、われわれはTSMCに対して客の立場だが、、一緒にやろうよということでパートナーの立場でもある。
学ぶこともたくさんある。2つの立場でうまくやっていきたい。

TSMCが熊本県で建設を進める半導体工場。ここにはソニーグループも出資をしていて2024年末までにの生産開始を目指しています。

そうした中、ソニーがさらに動きを進めていることが明らかに。

TSMCが工場を建設中の熊本県菊陽町とその隣町、合志市にまたがるエリアにあるのがセミコンテクノパーク。世界的な半導体製造装置メーカー、東京エレクトロンの工場なども入る工業団地です。

その一画に拠点を構えているのがソニーセミコンダクタソリューションズ。

実は今週、ここへある大物が訪れました。その様子を自身のTwitterにも投稿したアップルのCEO、ティム・クック氏です。

アップル
ティム・クックCEO

ソニーとは10年以上提携してきた。
ケン(吉田会長)とチームの皆さん、熊本の最先端の技術施設を案内してくれてありがとう。

2011年からiPhoneに採用されてきたソニーの画像センサー。スマートフォンのカメラなどに使用する半導体でソニーは世界シェアトップを誇っています。

ソニーセミコンダクタソリューションズ
清水照士社長

スマートフォンがまだまだカメラを中心に付加価値で進化する。
まだまだセンサー事業は成長する。

高性能スマホへの需要が高まる上、今後、自動運転車にも多く搭載されることになる画像センサー。

生産体制の強化と技術改革を模索してきたソニーが数千億円を投じ、新たな工場の建設を検討していることが12月16日に明らかになりました。

熊本県の企業誘致担当者は…

熊本県 産業立地課
工藤晃課長

「びっくりした」というのがまず最初の気持ち。
私ども半導体についてはTSMCを筆頭に半導体企業の集積を図っていきたい。
企業集積が図られることで「シリコンバレー九州」の復活になる。

自治体側は事実関係を把握していないとしていますが、新工場は現在開発が進む合志市の工業団地への建設が検討されていると見られます。

西村経産大臣も事実関係は把握していないとしながらも期待を示しました。

西村経産大臣

特に九州でTSMCの進出によって投資、人材育成が行われていることは非常に素晴らしい。歓迎している。

TSMCとともにイベントに参加していたソニーセミコンダクタソリューションズの清水社長に新工場について聞くと…

記者

やりたい気持ちは?

ソニーセミコンダクタソリューションズ
清水照士社長

ごめんなさい。推測なので。

記者

答えるのは難しいか?

ソニーセミコンダクタソリューションズ
清水照士社長

はい、すいません。

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