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[WBS]相場操縦事件!SMBC日興証券"社長宛てメール"の内容[SMBC日興証券株式会社]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

SMBC日興証券の元副社長らが起訴された相場操縦事件。

6月24日に第三者による調査委員会が全体で160ページ以上に及ぶ調査報告書を公表しました。

問題になった自己資金による株式売買を不適切かつ不公正な行為と認定しました。

報告書では幹部から近藤社長に宛てたメールの内容も明らかになりました。

社内では一体何が起きていたのでしょうか。

SMBC日興 相場操縦事件!

"社長宛てメール"の内容

午後5時。

SMBC日興証
近藤雄一郎社長

役員自身の自覚や組織の横展開、現場の巻き込みが足りず。規律を会社全体に浸透、徹底させることができなかった結果、今回のような事態を招いたことは否定できないと考えている。

6月24日に公表された調査報告書。

今回、新たに判明したのは取引をめぐって社長宛てに送られていたメールです。

そのメールの中身にあるのが今回問題となっているブロックオファーをめぐる取り引き。

まず大量の株を売却した大株主からSMBC日興証券が買い取ります。

買い取った株は取引時間外で個人投資家に売却。

市場で大量に売却すると株価の急落を招く可能性があるため日興側が株を買い支えた相場操縦の疑いが持たれています。

報告書は起訴された当時の佐藤副社長から近藤社長宛てにメールが送られていたと指摘。添付ファイルには「ブロックオファーで値崩れした時に自己ポジションを用いて価格をサポート」と記載されていたといいます。

自己資金での買い支えを報告する内容と取れますが、これに近藤社長は「了解です」と返信したというのです。

田中瞳キャスター

「了解です」という返信をしているが、これは何に対する了解か?

SMBC日興証
近藤雄一郎社長

この部分については記憶がないが。

田中瞳キャスター

違法な取引を知っていたのではないかと思われてもおかしくないと思うが?

SMBC日興証
近藤雄一郎社長

もしそうであれば絶対に認めていない。絶対にそれは止めていた。
しっかりと最後の最後まで見ておけばこのようなことは起きなかったのかな。

"株価買い支え"の実態は

さらに報告書では問題の取引をめぐる社内の様子も明らかに。

ブロックオファーの取引が成立する前、株価が下がると売り手の大株主が取引を中止してしまうことがあります。

そこでSMBC日興証券は取引が中止にならないよう株価の下落を防ぐ会議を開いていたとうのです。

そこでは…

会議の参加者

売却人や発行体へは以前より強調して下落リスクに関して説明しているが、想定以上のケースが増加しており対応策を検討したい。

会議の参加者

難しい問題であるが一緒にアイデアを出し合い考えていきたい。

こうした議論とともに繰り返されたブロックオファー。

通信サービスを手がけるファイバーゲート株のブロックオファーでは取引成立前に株価が下落。SMBC日興証券は12分間で7万1,300株を自己資金で買い入れ、株価の下落を意図的に防いだ疑いがあるのです。

親会社・銀行との関係は

また報告書は複数のブロックオファーの取引をめぐって三井住友銀行からの情報連携を受けたと指摘。銀行側から提供された顧客情報を元に問題の取引が行われていたというのです。

SMBC日興証
近藤雄一郎社長

三井住友銀行とはSMBCグループの中で兄弟会社。
法令遵守は当たり前だが、連携を強化しているのが事実。

問題となったブロックオファー取引に三井住友銀行の関与はどこまであったのか。

ある関係者は親会社との関係は大きく影響したと指摘します。

三井住友FG 関係者

グループトップのFGの太田社長がかなりSMBC日興に対して「利益を出せ」とプレッシャーをかけていた。

SMBC日興証券への調査を継続している金融庁は今後一部業務の停止も視野に行政処分を検討するとみられています。

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