株式会社三井住友銀行
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東京・丸の内の株式会社三井住友銀行であるイベントが開かれました。
ITエンジニアたちが新しいサービスを開発し、実際にプレゼンテーションをするイベント「ミライハッカソン」です。
振り込め!Now
「振り込め!Now」はチームギャップ(仮)の大橋洋舟さんによると
メールとウェブで簡単に振り込みができるサービスです。
飲み会の集金など金額と内容を書いたメールに「なりすまし」ではないことを確認する画像を添付して相手に送ります。
受け取った人はメールの指示に従ってサイトにアクセスすると簡単に振り込みができます。
口座番号を教えることなく手軽にお金のやり取りができるのです。
Grow upケアシステム
「Grow upケアシステム」は介護施設などを対象にしたものです。
自力で買い物に行けない高齢者に代わって職員が買い物をした際に商品とレシートの画像を登録します。
不正ではないと確認されると入所者の口座から代金が引き落とされます。
グローリー株式会社の大坪公成さんは
よく金銭トラブルにがある。施設の人が通帳や印鑑を預かるケースも多い。勝手に通帳から現金を引き出したりできるのが問題点だった。
API
こうしたサービスが開発できるのは銀行が口座に関わるデータ「API」を公開したからです。
「API」が公開されるとIT企業などは口座の入金、出金、振り込みなどのデータを使ったサービスを開発することができます。
一方、銀行は自社で手掛ける場合と比べ、サービス開発のスピードを上げることができます。
また、外部からアイデアを取り入れることで、より便利なサービスを提供できるのです。
「ミライハッカソン」の最優秀賞は「Grow upケアシステム」のグローリー株式会社でした。
グローリー株式会社の大坪公成さんは
銀行が関わることで入居者も家族も安心して、おじいちゃん、おばあちゃんを預けることができる。
株式会社三井住友銀行では、サービスの早期実用化に向けて検討に入ります。
株式会社三井住友銀行のITイノベーション促進部、井口功一副部長は
セキュリティーを含め、今後整理していく課題は多い。時代の流れとしてはAOIが普及する。将来をかけて挑戦する価値がある。