北京オリンピックが2月20日に閉幕しました。日本勢は冬のオリンピックとしては過去最多となる18個のメダルを獲得して大健闘でした。そして今回は選手たちの活躍に加えて公式キャラクターのビンドゥンドゥンも注目されました。関連グッズは退会が終了した今も品切れ状態が続いているということです。この人気のきっかけは何だったのでしょうか。
北京五輪閉幕も…大行列!公式マスコットなぜ人気?
北京市内にあるオリンピックの公式ストア。大会最終日、店の前には行列が、彼らのお目当ては…
「ビンドゥンドゥン」のぬいぐるみがすごくほしい。
マスコットのビンドゥンドゥン。
しかし、店に入ってみるとぬいぐるみやピンバッジなどほぼ全ての商品が品切れとなっています。
一方こちらは外国メディアや運営担当者のみが入れる隔離されたバブルエリア内。
田口智也記者。
オフィシャルグッズの売り場です。閉会式の翌日ですがものすごい列ができています。
その先には…ありました。ビンドゥンドゥンのぬいぐるみです。
スイス人記者。
相当並ぶと思って本を持ってきたんだ。ビンドゥンドゥンはこの大会最高のスターだ。
ビンドゥンドゥンが人気となったきっかけは…
フリースタイルスキーで金メダル2個、銀メダル1個を獲得した中国の谷愛凌選手が表彰式で高々と金のビンドゥンドゥンを掲げるなど人気選手とビンドゥンドゥンの絡みが中国国内で大々的に報じられたことです。
さらにこの週末、中国でも人気のフィギュアスケーター、羽生結弦選手と抱き合い、転んだところを助けたのが話題になりました。
中国メディアによるとオリンピック期間中の公式グッズの売り上げは450億円以上にのぼるといいます。
あまりの人気にこんな現象も…
佐藤真人記者。
こちらの転売サイトでは公式グッズの偽の外観を載せています。そしてこのおもちゃに興味がある人はメッセージを下さいと書いています。
政府が転売を禁止しているため「パンダのおもちゃ」とぼかした言い回しで転売が横行しているのです。