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[WBS] 資生堂の新研究施設!なぜ一般客にも開放する!?

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資生堂は4月2日、横浜市のみなとみらいに完成した研究開発拠点を報道陣に公開しました。

一般の人たちにも一部を開放するというちょっと変わった施設ですが、なぜそんな研究所を作ったのでしょうか?

株式会社資生堂

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再開発が進む一角にできた資生堂の新たな研究施設。

16階建ての建物のうち、1階と2階を一般に開放します。

野菜を中心としたメニューのカフェや化粧品を試せるスペースの隣には小さな工場も。

パーソナルスキンケアサービス

ここに来れば一人一人の肌や好みに合わせた基礎化粧品を作ることができるというのですが…

先ほど乾燥気味と言っていたが「皮脂は少なめ」と出ています。

実はこの人は研究員です。

直接、お客様と接する機会を作ることで発想の幅を広げてもらう一方、信頼性の高い肌のデータを蓄積し、開発につなげる狙いがあります。

研究フロア

一風変わったものは研究フロアにも…

ジャングルジムでしょうか?

何をしているのか聞いてみると、

学会の発表を聞いているところ。

「違う部署の人?」

彼はアカデミクス(学術系)。

皮膜とかポリマー。

僕たちはライフサイエンス、再生医療が専門。

環境が変わったことで専門が異なる社内の研究者たちが話をしやすくなりました。

機密保持には厳しい研究施設では珍しくベンチャー企業や外部の研究機関が常駐で作業ができる部屋も社内に設けました。

研究施設の狙い

売上高が1兆円を超え、好調な業績が続く資生堂。

今回、400億円以上投資して消費者などに開いた研究施設を作ったのは研究者が外部からの刺激を受け、新たな発想につなげることがさらなる発展に欠かせなからといいます。

資生堂の魚谷雅彦社長は、

社会や生活の変化はものすごいスピードで変化している。

ITやデジタルがいろいろな形で事業のあり方を変えている。

そういう波を受けるのではなく、自分たちから新しい波を起こしていく。

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