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[WBS] 資生堂が新たに発見!ストレスで体から「嫌なニオイ」!?

2018年10月2日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

5年前にマンダムが発見した30代から40代の男性に特有のミドル脂臭という臭い。

こうした人の臭いですが実は対策商品の開発を行う企業が研究をリードしています。

加齢臭やミドル脂臭など不快とされる臭いから、むしろいい匂いまでいろんな匂いの正体が明かされています。

こうした中、10月2日に資生堂が臭いを発表しました。

緊張やストレスによって生じるというストレス臭です。

株式会社資生堂

[blogcard url="http://www.shiseido.co.jp/"]

資生堂のアドバンストリサーチセンター、勝山雅子氏、

強い緊張でストレスを感じたときに特有のガスが出ることを発見した。

資生堂は人がストレスを感じた時、体の中から特有のガスが出ることを発見。

これがストレス臭です。

ストレス臭

体臭の原因といえばこれまで汗や皮脂が一般的でしたが、ストレス臭はそれとは違いました。

「皮膚ガス」という新しいワード。皮膚ガスは皮膚から出る気体のこと。

全身から発せられる皮膚ガスは近年新たに発見された体臭の発生源です。

相内優香キャスター、その臭いを嗅いでみました…

臭いですね。なんていうかネギとかニラを凝縮したような、ちょっとツンと来るような臭いがします。

働く人にとっては気になるストレス臭ですが誰にもかかわる問題だといいます。

「加齢臭や皮脂のニオイ、性別や年齢が関係する。ストレス臭は関係あるのか?」

ストレス臭、誰でも出る可能性がある。若い人や男女、いろいろな人から出る。

資生堂リサーチセンター

横浜市にある資生堂の研究拠点。

山川龍雄キャスター、

ここが資生堂の香りやニオイを研究している研究所の部屋です。

そしてここにストレス臭を発見したチームのメンバーの1人がいます。

研究チームの成田智美さんです。

どうやってストレス臭の正体を突き詰めたのか再現してもらいました。

まずはストレスによって出る皮膚ガスを採取するためにビニール袋に手を入れてしっかりと密封します。

袋に入れる前にしっかりと手を洗ってきました、少なくとも今はあまりニオイはない。

袋の中の空気を抜いた後に窒素を充填。

これで準備は完了。

検証試験の開始です。

「普段、ストレスを感じることは?」

あんまり感じないほうです。

「対人関係でストレスを感じることは?」

「自分がストレスを感じるだろうと思う状況は?」

矢継ぎ早に質問することで山川キャスターに緊張による心理的ストレスを与えているのです。

さらに、

「暗算をしていただきたい。」

「2013から順々に7を引いてください。」

慣れない4桁の暗算…

一時的にストレスをかける方法として研究などでもよく行われます。

こうした試験を20分間続けます。

ストレスを感じた山川キャスター、果たしてストレス臭は発生したのでしょうか?

この中にニオイが入っているはずなんですけど。

こうして採取したニオイの成分と量を専用の機器で測定し、ストレス臭の正体を突き止めました。

さらにストレス臭を嗅ぐと疲労感などが上昇するなど人の心理に影響を与えることも分かりました。

五味クリニック

[blogcard url="http://www.gomiclinic.com/"]

体臭や汗の悩みに詳しい医師は資生堂が発見したストレス臭について…

五味クリニックの五味常明院長は、

いままで汗のニオイと皮脂のニオイがメインだと言われていた。

それ以外にもニオイのルートがあった。大きな発見。

ストレスで皮膚ガスとして悪臭が出るなら新たな対処法、消臭法の開発が必要。

新商品

資生堂は今回の発見を生かし、ストレス臭のニオイを目立たなくする商品を来年春に発売する予定です。

ほとんどにおわないニオイで包み込む。ニオイを気づかないようにする技術がある。

その技術が応用できる。

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