3月7日は何の日かご存知でしょうか。実はいま空前のブームとなっているサウナの日なんです。観光業や交通事業などコロナで打撃を受けた業種でサウナを収益回復の秘策として取り入れる動きが広がっています。

"路線バス"の中でサウナ!?コロナ不況を乗り越える秘策
兵庫県姫路市。走ってくるバスの行き先表示を見るとサウナ…

去年まで地元の神姫バスの路線バスとして走っていたこの車両。

中に入るとテーブルや椅子が置かれています。さらに奥に進むと白木の座席が…

傍らにはストーブが。

実は車両の半分がサウナになっています。

その名も「サバス」。路線バスを改造した移動式のサウナです。

開発したのは神姫バスの社員、松原安理佐さん。

バスのホテルやバスのキッチンとかいろいろ考えたが、サウナバスが一番ユニークでみんなが想像できないような面白い取り組みになると思った。

コロナ禍で乗客が減少し、神姫バスは22億円の赤字に。

松原さんは新たな収益源に育てようとサウナバスを会社に提案。しかし、コストの大きさなどから会社として事業化には至りませんでした。

そこで神姫バスに籍を置いたまま起業し、サウナバス事業に着手したのです。

神姫バスもバス車両を格安で提供するなど松原さんの挑戦をサポート。

またサバスを走らせれば派遣する運転手の人件費やバスの整備費が松原さんの会社から支払われ、神姫バスにとっても新たな収入源になります。

社内には吊り革を生かした温度計など、路線バスの特徴を生かした工夫があちこちに。

降車ボタンは…
「蒸気降りますボタン」と名付けている。

ボタンを押すと天井から水が降りてきて蒸気が発生。ロウリュと呼ばれる蒸気浴ができます。

このサバス、アウトドア施設など事業者向けに1日30万円程度で貸し出します。

6日からサービスを開始しました。
