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[がっちりマンデー] 年商1兆円超え…ゼネコン「清水建設」!(3)

2019年8月25日

年商1兆円超え…ゼネコン「清水建設」!

清水建設株式会社

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そして清水建設のたてものづくりの原点ともいえる大事なお仕事が…

平城宮大極殿院南門の復原工事です!

伝統建築は昔と同じ木材が大事

創業者が宮大工出身ということもあり昔から伝統建築物の改修や復原工事に携わってきた清水建設。

出雲大社や東大寺大仏殿など日本全国で国宝級の伝統建築物の改修、修繕作業をガンガン手掛けているんです。

現在、奈良県・朱雀門の目の前にある784年の奈良時代に作られた平城宮大極殿院南門を復原中!

中では宮大工さんたちが完成に向け作業の真っ只中。

そんな伝統建築物を建てるのには独特の難しさがあるといいます。

そこでやって来たのは…

「ここなんですか?」

ここが木材の保管庫。

清水建設の平城宮大極殿院南門工事長、谷敏光さん。

やはり一番大事なのは木です!

木の調達をいかにするかというのが大事。

伝統建築ココが大事①「木材の確保」

伝統建築で大事なのが木材の確保。

今回は入手が難しい高級木材ヒノキを使います。

伝統建築ココが大事②「当時と同じ材料を使う」

伝統建築の難しさはなるべく当時と同じ材料で再現しないといけないってこと。

それにしてもこれだけ立派なヒノキをどうやって集めたのか?

大手では社寺を専門にしている部署は清水建設しかないので、常に全国の木材屋さんとはコンタクトが取れてる。

大手のゼネコンの中で唯一社寺建築部門を置いている清水建設。

そのネットワークを生かし、当時使っていたであろう吉野のヒノキを大量に調達。

伝統建築ココが大事③「宮大工」

そして当時を再現するにあたり欠かせないのが宮大工の皆さん。

年々減ってきている宮大工を日本中から集めるのも清水建設の大事なお仕事なんです。

伝統建築ココが大事④「当時と同じ道具を使う」

しかも、宮大工が使うのは創建当時と同じ道具。

例えば槍がんなと呼ばれる奈良時代に使われていたかんな。

削ると表面が波を打ったようになるのが特徴。

宮大工23年の平川善久さん、なぜこれがかんなだとわかったのか聞くと、

大かんなができるまではこれで仕上げをしていたと記録が絵巻物に残っていた。

それで槍がんなを使っている。

お次は…

「これ何て言う道具ですか?」

北嶋聡さん、

手斧(ちょうな)です。

なんとも変わった形の斧「手斧」。

一体、どう使うかというと…

「自分に向かってやるんですか!?」

自分に向かって振り下ろす。

手斧でどんどんヒノキを切り出していく北嶋さん。

成形途中の八角形のなんと見事な円形に。

「感覚ですか?」

感覚ですね。

完全に手の感覚だけです!

これぞ職人技!

3年後の2022年に完成予定の平城宮大極殿院南門。

ってことで…

がっちり!

ですよね。

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