カーシェアや民泊など物や場所を多くの人と共有するいわゆるシェアリングエコノミーで新たな動きです。
人手不足のある業界でも広がり始めています。
一般社団法人シェアリングエコノミー協会
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シェアリングエコノミー協会、重松大輔代表理事、
シェアリングエコノミーが飛躍するタイミングだ。
9月7日、民間団体のシェアリングエコノミー協会が開いたイベント「シェアアミット2018」。
エアービーアンドビーなど関係企業200社のほか民泊のオーナーやウーバーイーツの配達員などが集結し、規制緩和や業界の展望について議論しました。
さらに小倉総務政務官は、
時代がシェアリングエコノミーを求めている。
シェアリングエコノミーの普及に全力を投じていく。
会場に多数参加していたのは日本政府の関係者。
実は政府はシェアリングエコノミーの推進を成長戦略に盛り込むなど経済成長の起爆剤として期待を寄せています。
今年、政府が初めて行った試算によると市場規模は5,000億円以上。
今後はさまざなな産業に広がっていくと強調します。
内閣官房シェアリングエコノミー促進室の高田裕介企画官は、
人口減少社会において国の成長力の維持が大切。
シェアリングによって多くの産業が新しいサービスに刷新されていく。
株式会社助太刀
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今年に入ってシェアリングが広がった意外な業界があります。
横浜市内の住宅街にやって来たのは建設現場の職人歴12年目の中村友哉さんです。
ここはアパートの建設現場。
中村さんは初めての現場です。
建設業には70種類以上の職種があり、それぞれに専門の職人がいます。
中村さんは建設に必要な資材を移動させる揚重専門の職人。
50キロを超える石膏ボードを軽々と運んでいきます。
慣れればみんなできます。
慣れっこです。
バランスの取り方にコツがいるため、かなり経験が必要な仕事なんです。
そんな中村さん、あるシェアリングサービスでこの現場の仕事を見つけたといいます。
「助太刀」というアプリ。
どういう現場で金額がいくらか、いつ何人が必要かマッチングできる。
職人をシェアすることができるアプリ「助太刀」。
経験がある職種や居住地など簡単な情報を入力するだけで登録できます。
建設業では職人と現場の受給のミスマッチが人手不足を加速させています。
時間の空いている職人と人手が足りない建設現場のマッチングをすることで、その問題を解消するのがこのアプリなんです。
仕事の受注をアプリの中だけでできるので楽で効率がいい。
2017年12月にサービスを開始し、現在登録者数は1万5,000人を超えています。
アプリを開発したのは10年以上j建設業に携わってきたという我妻陽一社長です。
仕事を探すときは知り合いからの紹介だけ。連絡手段も電話。
職人不足と言われているが今あるリソースを100%生かし切れていない。
300万人の職人がいるという建設業界。
今後、サービスの内容を評価し、まずは2018年度中に5万人の登録を目指します。