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[WBS]最短30分でお届け!"セブン"全国で宅配に本格参入[株式会社セブン‐イレブン・ジャパン]

2021年8月25日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

コロナ禍で注目を集めているのが食料品などの宅配サービスです。

宅配を伴うネットスーパーの市場は伸び続けています。

こうした中、全国におよそ2万店を持つセブン-イレブンが最短30分で商品を宅配するサービスの拡大を打ち出したほか、10分宅配を掲げるベンチャー企業も登場しました。

なぜ今、次々とスピード宅配が誕生しているのでしょうか。

株式会社セブン‐イレブン・ジャパン

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都内のセブン-イレブン「セブン-イレブン 品川二葉4丁目」。

ここで始まっている実証実験がこちら。

セブン-イレブン・ジャパンの安達到さん。

お客様がスマートフォンから注文すると最短30分で商品を届けるサービス。

このサービス、お客様が専用のサイトから商品を注文すると店で商品を袋詰し、配送業者が商品を自宅まで届けてくれます。

商品が届くまでの時間は最短30分で、店舗から半径およそ500メートルが対象です。

店舗で取り扱う食料品や日用品などおよそ2,800点を1,000円以上の注文から対応します。配送料は330円です。

このサービスは現在、東京や北海道、広島のおよそ550店舗で実証実験を行っていて、2025年度までに全国2万1,000ある店舗での導入を目指します。

国内のコンビニ売上高は近年頭打ちに。そして去年、新型コロナの影響もあり初めて減少に転じました。

この状況を打開するためセブン-イレブンはネット宅配サービスへの本格参入を決断。

AI(人工知能)を使い、配送ルートを最適化することで最短30分で宅配するといいます。

店にある弁当や総菜・アイスクリーム、揚げたての商品などを届けられる。

お客様に近く、すぐ届けられるところが一つの強みになる。

宅配サービスではすでにスーパー大手のライフがアマゾンと組み、注文から最短2時間で商品を届けるサービスを関東関西合わせて7都府県で開始しています。

そして8月25日、スピードを強みに新たに宅配スーパー事業に参入した企業「OniGO」も。

オニゴーの梅下直也社長。

オニゴーは10分で届く宅配サービス。

8月25日にオープンしたオニゴーの1号店。ですが、ここで買い物はできません。

お客様は専用アプリから注文し、宅配料金300円を支払えば10分以内に玄関先まで配送してくれるサービスです。

店から半径1キロ圏内のみが対象ですが、本当に10分で届くのでしょうか。

テストユーザーが注文する様子を取材しました。

注文を受けてすぐさま店舗にアラームが。

スタッフが素早く商品を選ぶと、およそ3分で配達員にバトンタッチ。

電動自転車で出発し、目的地を目指します。

時間は9分5秒。見事10分以内に届けることができました。

本当に10分で届くことにびっくり。

10分宅配を実現するためのポイントが…

ピッキングは2~3分くらいが目安。配達で6~7分。

商品のピックアップ時間を3分以内にすること。

自社開発のアプリでバーコードを読み込み、素早く、かつ取り間違いを防ぎます。

さらに取り扱う商品も需要を徹底的に調査し、売れ筋の700点に絞り込み。

10分だと食事を作っているときにからしが切れていたら、出来上がる時には食卓に間に合う。

なぜ10分というスピードにこだわったのでしょうか。

既存のスーパーは品ぞろえが非常に多いとか一定のニーズがある。

新たしいカテゴリーを作る。

うまく協業できる。補完関係のようなものが構築できる。

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