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[WBS]コロナショックどうなる世界経済!2次補正×成城石井で農家支援!

2020年6月11日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

株式会社成城石井

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6月10日、国会では新型コロナウイルスに対応する今年度の第2次補正予算が衆議院本会議で可決されました。

一般会計の歳出総額は31兆9,114億円。補正予算としては過去最大です。

6月11日から参議院で審議され、12日に成立する見通しです。

柱となる政策は事業者への最大600万円の家賃支援や雇用調整助成金の引き上げなど。

そして、もうひとつの柱が農業生産者への支援です。

販路開拓など経営の維持に向けた取り組みや感染防止対策にかかる費用に対して最大で150万円まで補助します。

長野県の米農家、新井康寛さんは今回の補助に期待する一人です。

独自の手法で米の生産をしています。

田植えを遅くしているのが作り方のポイント。

気温が落ち着いた時期に穂が出るのでゆっくり登熟(栄養をため込む)ができる。

その米の品質は様々な賞を獲得。

2012年には皇室に献上されるなど高く評価されています。

そんな新井さんもコロナの影響で大きな打撃を受けています。

それは、

ことしの在庫分。輸出する予定だった米。

「輸出できなくなって残った?」

東京に売り込みに行けないので在庫として抱えている状況。

新井さんは海外への輸出のために長野県のオリジナル品種「風さやか」を生産しましたが、輸出がなくなったことで最大1,000万円見込んでいた売上が立たなくなりました。

こうした状況での第2次補正予算による支援に新井さんは、

高額とは言えないかもしれないが販路の支援もあるようなので補助を使って海外に営業に行けるのでありがたい。

しかし、政府の支援だけを頼りにしているわけではありません。

向かったのは長野県庁。

そこで始まったのは、

生産のこだわりから話してもらっていいですか。

まず産地は長野県中野市で…

オンラインでの商談会です。

新型コロナの影響で商談ができない農家のために開かれました。

相手は高級スーパーの成城石井です。

成城石井といえばワインやチーズなど海外からの輸入食品が売りの一つ。

しかし、新型コロナの影響でバイヤーが海外に買い付けに行けなくなったため国内の産地で付加価値の高い商品を発掘しようとしているのです。

成城石井の商品部、濱田智之部長、

長野は年間通していろいろな食材があって野菜や果実がこういった蜂蜜など、いろいろな食材があるので魅力的なな土地。

ここで新井さん、輸出できなかった「風さやか」を売り込みます。

コシヒカリには出せない味が「風さやか」は持っている。

生産のこだわりはありますか?

コラーゲンと糖蜜を発酵させて練り込んだ肥料を使っている。

稲のために一番いい肥料を使う考えで高価な肥料だが惜しげもなく使う。

リゾットにしてもいいんですか?

丸の内のレストランでリゾットにして出してもらっている。

パエリアにもいいと言われている。水分やうまみを吸う品種。

バイヤーも風さやかを使った商品に興味を持ったようです。

生産者が思ったように出荷できないところをわれわれが仕入れることで惣菜などの商品にしてくことで協力やサポートができれば。

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