隣国に避難した18歳の女性!避難先を決めたSNSの出会い
ポーランド南部のクラクフ。

ウクライナとの国境から車で3時間ほど離れた町です。

あるアパートの一室を訪ねました。ここに身を寄せているのがサーシャ・ホルディエンコさん(18歳)。ウクライナ西部のリヴィウから避難してきました。
何か爆発を見たわけではないけれど危険を感じた。

恋人と一緒にポーランドに避難する準備を進めていましたが、18歳から60歳の男性は出国禁止に。

彼のこともすごく心配。そういう時になったら彼も戦いに行くと思う。

父親も出国できなくなり、母親はウクライナに残ることになりました。ホルディエンコさんは一人で国境を渡ってきたのです。
持ってきたのはこのリュックサック1つだけ。
スーツケースを持っていこうと思ったけれど父に「全部背負っていけ」と言われて。

持ち込んだのは…
「持ってきたのはこれだけか?」
そう、これで全部。

わずかな衣類だけでした。
ホルディエンコさんを自宅に受け入れたのはポーランド人のアグニエシュカ・ニヴャドムスカさんです。

もともと知り合いではなかったという2人を引き合わせたのは…
「サラム・ラブ」。

見せてくれたのはフェイスブックの書き込み。

あてもなくウクライナから避難する人と自宅に泊めてもいいというポーランド人を引き合わせるコミュニティです。

ニヴャドムスカさんは空いている部屋をウクライナから避難してきた人に使ってもらうことにしました。こちらの部屋には4組の布団が。さらに多くの人を受け入れるつもりです。
考えるまでもなかった。私も子どもがいるが、もし自分の子どもが同じ状況なら誰かが助けれくてる。

「この家はあなたの家よ」とサーシャに言った。いつまでもここにいて大丈夫。
