ウクライナ侵攻 加速するロシア排除!エネルギー 自動車 カード決済
こうした中、世界でロシア事業を見直す動きが拡大しています。
イギリスでは石油大手BPがロシア事業からの事実上の撤退を表明したのに続き、同じく石油大手のシェルがロシア極東で展開しているサハリン2からの撤退の方針を打ち出しました。
サハリン2はサハリン沖の大規模な石油・天然ガスの開発事業で日本などにLNGを供給しています。
シェルのファン・ブールデンCEOは…
私たちは傍観できないし、そうするつもりもない。
ロシアによる軍事侵攻を非難しました。
サハリン2には三井物産と三菱商事も出資。両社は詳細を分析して日本政府や関係者と検討を進めたいとしています。
こうした動きに経済界からは…
経済同友会の櫻田謙悟代表幹事。
戦争をしていいということはあり得ない。行動をどう表すか。
国の重要プロジェクトとの付き合い方は商社もしかるべき判断をするだろう。
ロシアを排除する動きはエネルギー分野だけではありません。自動車メーカーではアメリカのゼネラルモーターズが「われわれの思いはウクライナとともにある」としてロシアへの輸出を停止。
ドイツのダイムラートラックもロシア企業との提携を解消し、現地事業を全面的に停止する方針です。
さらにアメリカのクレジットカード大手マスターカードは決済ネットワークからロシアの複数の銀行を排除したと発表。ビザもこれに追随する方針です。