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[WBS] 「第4のメガバンク」構想!SBI北尾社長の勝算は?

2019年12月5日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

島根県と福島県を拠点とする2つの地方銀行に金融大手のSBIグループが出資を決めました。

経営環境が厳しい地銀に出資する背景にはSBIが進めている第4のメガバンク構想があるといいます。SBIのトップに単独取材をしました。

株式会社島根銀行

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宍道湖が広がる島根県松山市。

松江駅前にそびえ立つのが島根銀行の本店。

入り口には臨時株主総会の案内が。

株主は、

ちょっとは希望が持てる。

「SBIとの提携で期待することは?」

証券関係が充実することかな。

12月4日はSBIグループが派遣した取締役を選任するための臨時総会が開かれていました。

SBIグループは34%出資し、島根銀行の筆頭株主となりました。

島根銀行はなぜ出資を求めたのか?

臨時総会直後、鈴木良夫頭取に聞くと、

今後を見据え、安定した経営を考えると単独では生き残りが難しい。

島根銀行は本業の収益であるコア業務純益が3期連続のマイナス。単独での経営見直しが困難となっているのです。

銀行同士の合併では相乗効果は出ないだろう。

リアルでやってきた従来の銀行業とは違った異業種との結びつきがいい。

親和性があると言えばネット金融。

SBIホールディングス株式会社

[blogcard url="http://www.sbigroup.co.jp/"]

SBIグループによる出資は島根銀行だけではありません。東北の福島銀行に出資することも先月明らかになりました。

これらの動き、SBIグループが掲げる「第4のメガバンク構想」の1つだといいます。

何が狙いなのか北尾吉孝社長に真意を尋ねました。

ネットワークとプラットフォーム。これを提供すること。

第4のメガバンク構想に賛同しているところは10行以上になる。

2020年3月までにSBIグループや大手銀行などで共同持株会社を作り地銀に出資する考えだといいます。

SBIグループは参加する地銀に対して共通のシステムを安価で提供したり、銀行の資金運用を手助けしたりするといいます。

ほかにも、

これまでの地方金融機関の販売商品が極めて少ない。

われわれが全部品ぞろえする。

その一番効率がいいのが支店内店舗。

銀行の中にSBIマネープラザ支店をつくる。

先程の島根銀行も本店にSBIグループとの経堂店舗を開設していて、幅広い金融商品につなげる予定です

さらにSBIグループはベンチャー企業などを地銀に紹介することで貸出先を広げてもらう考えです。

インターネットの力を借りながらSBIの情報を加え、内外で融資先を探せばいい。

島根は最初の1年半で十分にV字開発する。福島も同様にできると思っている。

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