天丼・天ぷら本舗 さん天［サトフードサービス株式会社］
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まずは5年で100店舗以上増えた大急増店の回から。
そのCM②の後で森永さんが教えてくれた今後儲かりそうな急増店は…
天丼・天ぷら本舗 さん天です。
簡単に言うと…
天丼のてんやとほぼ同じことをやってる。
安いんですよ。
一番お得なのが390円。
天丼・天ぷら本舗 さん天、なんと390円という激安価格で天丼を出すお店だという。
ただ正直あまり聞いたことのない店名…本当に増えているのか、儲かっているのか？
やって来たのは埼玉県さいたま市にあるお店。
早速確認してみましょう。お出迎え頂いたのは運営担当の秋山和則さん。
ちょっと聞きづらいですが、以前の放送で森永さんが、
簡単に言うと…
天丼のてんやとほぼ同じことをやってる。
って言っていたんですけどね。そこんところって一体どうなんですか？
ちょっと待ってください。
向こうの方が大きいですもんね。ガリバーなんで…
まぁまぁ失礼な質問にざわつく社員のみなさんですが…
同じ天ぷらを扱っている業態ですので我々もてんやさんを参考にさせてもらう。
勉強させてもらうこともありますけど決して負けてないなと自信を持って頑張ってます。
天丼業界のガリバー企業「てんや」に負けじと右肩上がりで店舗を出店し、現在は全国に44店舗。
そのうち32店舗は関西に集中しますが、これからは関東への進出も狙う急増店なのです。森永さん、確かに儲かっていました。
人気の秘密は…
美味しくてコスパがいい。
安い。
サラリーマンに優しい。
お値段！
あっつあつなご飯の上にアジやカボチャにレンコン、そして海老の天ぷらが乗った39天丼が390円。
専門店だと1,000円以上、大手チェーンでも500円を下らない天丼がどうしてここまで安くできるのか？
調理以外の作業を出来るだけ削減して人件費率を下げたい。
値段は安くしたいけど天丼のクオリティは下げたくない！
そこで考えたのが天丼作りの手間と時間を少なくして人件費を減らすって作戦なんです。
その秘密兵器が…
我々の大きな武器はこちらになります。
ST天ぷら粉を言いまして我々が開発した天ぷら粉です。
コスト削減の秘密兵器が独自開発した天ぷら粉、その名も「ST天ぷら粉」。
大げさな名前の割には特に変わったところは見当たりませんが一体何がスゴいんですか？
通常の天ぷらを揚げる作業は打ち粉をして天ぷら衣で揚げる。
ST天ぷら粉を使用すると打ち粉が必要なく天ぷら衣をつけて揚げるだけなので作業削減になります。
普通の天ぷらは食材と衣がしっかりと定着するように打ち粉をまぶしてから天ぷら粉をつける。
ところがST天ぷら粉をは独自の配合で食材からはがれにくくなっているので打ち粉をまぶす必要がない。
実際に普通の天ぷら粉とST天ぷら粉を打ち粉なしで揚げてみると…
揚げ上がってからおよそ5分、普通の天ぷら粉をは裏側の衣が剥がれてしまった。
打ち粉をする作業1回でいうと1秒とかその程度しか変わらないが我々は毎日何百回と天ぷらを揚げるので積み重ねが非常に大きなものになります。
さらに天丼のご飯はライスマシーンでワンプッシュ。
定食に付いているお味噌汁もディスペンサーで自動的に計量。
徹底的に無駄な作業を省くことで天丼単品の作業時間はなんと2分30秒。
早かった。
体感だと1分待ってないような。
カップラーメンより早い。
もちろん提供時間が早くなればお客様の回転率も上がるためその分売上もアップするってワケ！
さらに天丼・天ぷら本舗 さん天のバックには食材の仕入れコストを下げる巨大な組織があった。
ファミリーレストランの和食さとと同じグループ。
実はこちらのお店、全国に200店舗以上展開するレストラン「和食さと」の姉妹チェーン。
そもそも天丼の具材は海鮮丼や刺し身、天ぷらそばなど和食メニューの共通するものがかなり多い。
39天丼の場合、エビ以外の食材を和食さとに一緒に大量仕入れしてもらうことで仕入れ値をぐっと下げれるってワケ。
1年間に販売する天丼の数はなんと250万食！丼に収まりきれない売上を達成！
天丼・天ぷら本舗 さん天は39天丼でがっちり！
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