今年3月にアサヒビールがアルコール度数1%未満のビールテイスト飲料を発売しました。微アルコールという新たなジャンルの商品ですが売れ行きが好調で2倍に増産することになりました。
そして、この成長市場に7月13日、ライバルメーカーが参戦すると発表しました。
サッポロビール株式会社
[blogcard url="https://www.sapporobeer.jp/"]
7月13日、サッポロビールが開いた記者会見。
サッポロビールの野瀬裕之社長、
ほんのわずかなアルコールが入っている「微アルコール」で新しい提案をしていきたい。
発表されたのは9月14日に全国で発売する「サッポロ The DRAFTY」。サッポロが初めて販売する微アルコールのビールテイスト飲料です。
ノンアルコールではなく、0.7%のアルコール度数にすることでビール好きにも満足できる味を仕上がったといいます。
清松明弘記者、
引っかかりがなくてゴクゴク飲める感じがします。そして口の中に少し甘い感じが残ります。
これまでビール市場は大きく分けてアルコール入りとノンアルコールのビールの2つでしたが、サッポロはその隙間に新たな市場があると見ています。
1%未満のところというのは歴史が浅い。お客様に理解してもらうためには時間がかかるかもしれない。
ただ確実にこれは成長していける市場。
微アルコール飲料の店頭での売れ行きは…
ビックカメラ新宿西口店の新藤真人さん、
アルコール度数が0.5%のビアリーという商品。
今、微アルコールとして売り場を占めているのはアサヒビールが今年3月に発売したアルコール度数0.5%のビアリーです。
普段ビールを飲むお客様で1本目や2本目にビールを飲んでから、もう1本飲みたいときに自分の体調を気にして買う人が多い。
7月13日に会見を開いたアサヒビールはビアリーのヒットについて…
アサヒビールの松山一雄専務取締役、
特にミレニアル世代。
20~30代の若年層からの支持があるのもビアリーの特徴。
若い層を中心に売れているというビアリー。ただ、ビールなどアルコールの1人あたりの消費は年々減少し、なかでも若い層のアルコール離れが加速しています。
街で聞いてみると、
月に1回くらい。親の付き合いで飲むかな。
あまり飲まない。1週間に1回飲むか飲まないか。
アサヒビールによると国内の20~60代の成人、およそ8,000万人のうち普段酒を飲まないのはおよそ4,000万人に上ります。
4,000万人の層に対して商品やサービスの提供ができていなかった。
微アルを出してみて、市場が活性化するのを目の当たりにした。
これまで酒を飲まない4,000万人の新たなお客様が「微アル」のポテンシャル。
アサヒはビアリーの製造設備を新設し、製造量を現在の2倍に増やします。
さらにビアリーに次ぐ微アルコールの新商品を投入します。9月下旬に発売するのはアルコール度数が0.5%のハイボールで、微アルコール市場をさらに盛り上げる狙いです。
ビアリー含め微アルコールは市場全体で7%しかない。
アサヒビールの中で2025年までに20%に持っていきたい。
今の3倍以上の規模にしたい。