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[WBS] プラごみから画期的ウェア!スペインのブランドとタッグ!

2019年10月29日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

海に捨てられるプラスチックごみなどが地球環境に与える影響が深刻化しています。

こうした中、この問題の解決につながるかもしれない画期的な衣類が登場しました。

株式会社三陽商会

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千葉県富津市の天羽漁港。

この日、漁港を訪れていたのはアパレル大手「三陽商会」の慎正宗執行役員です。

あるものを視察に来たといいますが…

この辺のごみは海から?

天羽漁業協同組合の鳥野峯雄さん、

ビニールの袋は海から。

海を漂っていたいわゆる海洋ごみ。

「これはどれくらい?」

これで1~2年分の間にたまったもの。

この漁港ではペットボトルや破れて使えなくなった漁網などのプラスチックごみが大きな問題になっているといいます。

「海洋ごみは気になる?」

潮に乗って流れてくるので海一面がごみになる。

かなり被害は大きい。

プラスチック製の漁網は金を出して引き取ってもらっている。ずっと赤字が続く。

世界中の海に年間およそ800万トンのプラスチックごみが流出し深刻化する海の汚染問題。

日本でも対策が急務となっています。

そんな中、三陽商会は新たにスペインの企業と手を組み、海洋ごみをリサイクルして衣類を手掛けるビジネスへの参入を発表しました。

この商品は漁網。

ナイロンだが海の底にある漁網をポリマー、糸、生地にしてできている。

回収した海洋ごみを再生し作られたこれらの服。

例えばウインドブレーカーは100本以上のペットボトルを再生させたポリエステルから作られるなど海洋ごみをさまざまな素材に変えて商品作りにつなげています。

相内キャスター、リサイクルされたウール素材のコートを試着します。

その他、バックなどの小物も展開する予定です。

価格はアウターなら2万円台から、シャツやパンツは1万台を想定しているといいます。

ブランドのストーリーや背景など共感してもらえるお客様とコミュニティーを作ることが重要。

当面はスペインの企業から購入した商品を販売しますが、将来的にはごみの回収から製造までを一貫して手掛ける計画です。

そのため今は千葉県をはじめ各地の港を視察し、提携先を探しています。

来年3月には都内に旗艦店となる1号店をオープンさせる予定で、、20年度に20店舗の出店、25年度には年間60億円の売り上げを目指します。

作れば作るほどごみが減る。売れば売るほど地球がきれいになる。

思想とビジネスが直結したブランド。

社会貢献とビジネスは真逆ではなく一緒にできることを実証したい。

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