1月21日、家電市場に新たな企業が参入を発表しました。それが産業用機械の部品などを手掛ける新潟のSANKAという会社です。
日本の家電市場は大手電気メーカーの撤退が相次いだ後、海外勢の参入が増えて競争は激しさを増しています。
異業種からの参入に勝算はあるのでしょうか。
部品メーカーが「家電参入」!大手撤退でチャンス!?
SANKAが1月21日に発表したのは空気清浄機と加湿器、クリーナー。
特徴は…
SANKAの神子島岩男代表。
スタイリッシュなのが全体的なイメージ。他社にないもの。
シンプルでインテリアのように部屋に馴染むデザインを目指しました。
スチーム加湿器にはサーキュレーターを内蔵。これは業界初めてということです。
一般的なスチーム加湿器より加湿にかかる時間を35%短縮したといいます。
またコロナ禍で需要が伸びている空気清浄機は部屋の大きさに合わせた3タイプをラインナップ。
除菌効果が高いとされている紫外線、UVCを採用しています。
そしてクリーナーは軽量で使いやすい設計に。
SANKAはモノづくりの街として有名な新潟県三条市に本社を構える会社です。
創業53年、ネジなどの部品加工から始まり、いまでは産業用機械の部品や収納ケースなどプラスティック製品を製造しています。
今回の家電にも長年培ったノウハウが生かされているといいます。
ただ、なぜいま家電なのでしょうか。
大手で撤退しているところがある。
例えば中国製品や東南アジア製品、韓国製品などが入ってきている。
日本製は一部…日本でも十二分にやっていける自信がある。
国内の家電業界では今、大手メーカーの撤退や事業規模の縮小が続いています。
2012年に三洋電機は中国の家電大手「ハイアール」に事業を譲渡。
2016年には東芝が白物家電子会社「東芝ライフスタイル」をこちらも同じく中国の美的集団(マイディアグループ)に売却しています。
国内家電の空洞化をチャンスと捉えました。
一方で近年、新興の家電メーカーも台頭してきています。
「アイリスオーヤマやツインバードは意識する?」
意識しないといったらうそになるが過剰に意識はしていない。
独自のやり方、考え方でやっていきたい。
欲張りなので50億円や100億円、200億円といった数字は当然目指していきたい。