株式会社さくら着物工房
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次にやって来たのは東京都調布市の閑静な住宅街。
こちらのお家に遅咲き社長がいるということで…
「素敵な着物ですね。」
「今おいくつですか?」
83歳になります。
この会社を作った鈴木富佐江さん、御年83歳。
いつ頃会社を始められたんですか?
67歳ですね。
覚悟して株式会社にしました。
なんと67歳とはこれまたかなりの遅咲き。
一体どんなビジネスをしているのか、このおうちの中でもやっているとのことで、
どうぞお上がりくださいませ。
と、家の中に案内されると…
「これは何をされてるんですか?」
誰にでも着物を着ることができる帯を作ってます。
「今いらっしゃるのは?」
生徒さんです。
「来てどれくらいなんですか?」
先月からです。
鈴木さんが立ち上げたのは着物教室の会社。
その名も「さくら着物工房」。
その売上げは?
改めて振り返って2億円くらいいただいていたということで私もビックリしています。
「がっちりじゃないですか?」
ありがとうございます。
起業してから累計売上2億円というこの着物教室。
7回コースで7万5,600円となかなかの受講料ながら、これまで述べ1,000人の生徒さんを教えてきた大人気着物教室なんです。
その人気の秘密は他とは大きく違う着付けの方法を教えてくれるから。
私が考案した造り帯を作って着付けに2分というキャッチフレーズをいただいている。
着付けの大きなポイントは「帯の付け方・巻き方」。
いわゆる昔ながらの帯の着付けだと帯を胴に巻きながら背中の部分の「お太鼓」といわれる部分を同時に作っていかなければいけない。
これは時間も10分以上もかかるし、かなり難しい。
しかし、さくら着物工房の場合は劇的に簡単というので、実際にAD三原さんが帯を付けてみることに。
すると、もう帯の方に「お太鼓」部分が出来上がっている!
なのでお太鼓部分を背中にして腹帯を巻き、あとはひもでしっかり止めれば…
着物初心者のAD三原さんでもわずか4分。
めっちゃ楽でした。
さくら着物工房の帯の着付けは「お太鼓」を作ってから帯を巻くというまさに逆転の発想。
一から結んだ帯とさくら着物工房の帯、見た目もほとんど変わりません。これは良かったいうことで、
これはプライベートで送る。
それにしても鈴木さん、どうしてこのやり方を思いついたんんですか?
小さい頃から当たり前に着物を着るような着物大好き少女に育ち、大人になっていきました。
それが65歳の時に脳梗塞になって腕が回らなくなって普通に着物が着られませんでした。
それでもなんとか着物が着たいと考えた鈴木さん。
実は当時から帯を切ってお太鼓だけを別に作り、最期に引っ付ける付け帯というやり方はあったのですが、鈴木さんにはあるこだわりが…
祖母の代から家宝みたいに大事にしている帯をハサミ入れるなんて思ってもいなかったから抵抗がありました。
なんとか帯を切らずに簡単に帯をつけることができないか?
その時、思いがけないヒラメキが!
折り紙のだまし船という先端を持っていたら方向が違ってしまった。
折りたたみながら曲げるということを思いついたことが一番のヒントになった。
折り紙のだまし船のように帯を折りたたんでいくとは?
まずはお太鼓の部分にキレイに絵柄を合わせて折りたたんでいく。
そしてこの帯をこのようにクイッと90度に折りたたんだ。これが胴に巻く腹帯の部分になるんですね。
しかし本当に折り紙のように器用に折っていらっしゃいますね。スゴい!
あとは細かい調整をしながら縫い合わせていけば出来上がり!
しかも本当に切らずに出来上がっちゃったよ。
この方法を思いついた鈴木さんは、この方法をもっと広めたいと会社にすることを決意。
後継者を作りたいと思ったんですね。
私が1年目で死んでも、2年目で死んでも、その人たちがきっと帯を広めてみなさん着物を着てくださるとの思い。
今では全国16ヵ所の教室で述べ200人の講師さんがさくら着物工房の帯の着付けを教えている。
その受講料の10%がさくら着物工房に入ってくるんだそうです。
これから先は若い人にもハンディキャップを持った人にももっともっと着物を広めていきたいそう。
さくら着物工房は造り帯でがっちり!
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