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[WBS]ロシアが"戦勝記念日"!プーチン大統領が語ったことは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ロシアが"戦勝記念日"!プーチン大統領が語ったことは?

ロシアの首都モスクワの赤の広場で午前10時を知らせる鐘の音とともに始まった式典。第2次世界大戦でナチスドイツに勝利したことを祝うものです。

ロシア
ショイグ国防相

大祖国戦争(第2次世界大戦)の終結77周年おめでとう。


万歳!

兵士たちを前に演説を始めたプーチン大統領。

ロシア
プーチン大統領

1945年5月9日はソ連の人々の勝利の日として永遠に歴史に残る日だ。
私たちの義務はナチスを打ち破った人の記憶をとどめることだ。
そして私たちが注意するのは世界大戦という悲劇を二度と繰り返さないことだ。

世界大戦を二度と繰り返さないとの決意を表明した一方、ウクライナへの侵攻については…

ロシア
プーチン大統領

キーウで核兵器を作ろうとしていた。NATOはロシア近くの土地に侵攻しようとしていた。
ロシアの国境のすぐ近くに大きな脅威があった。
衝突は避けられないように見えた。
軍事作戦が唯一の正しい決断だった。主権国家である独立した国家の決断だ。

ウクライナ側がロシアへの攻撃を企てていたとして正当性を繰り返し主張しました。

さらに…

ロシア
プーチン大統領

ロシアは常に平等な安全保障のシステムを築く努力をしてきた。
全部無駄だった。NATO諸国は私たちが言うことを聞きたくなかった。
NATO諸国から頻繁にウクライナに武器が供給されてきた。

なぜ?乏しい"祝賀ムード"!「戦争宣言なし」「笑顔ないプーチン氏」

NATO(北大西洋条約機構)をはじめとする西側諸国が緊張感を高めていると批判しました。

ただ式典では軍事作戦の成果についての言及はなく、プーチン大統領も終始固い表情を崩さないなど祝賀ムードに欠けるものでした。

ウクライナ侵攻を特別軍事作戦から兵力の大量動員を可能にする戦争に位置づけを変える「戦争宣言」もありませんでした。

パレードに参加した兵士も去年よりも少ない1万1,000人。登場した装甲車などの軍事車両の数も去年の7割程度のおよそ130台と規模を縮小しました。

リハーサルでは「Z」の形で飛行していた航空機などの公開も悪天候を理由に中止。水を差される結果となりました。

ロシア
プーチン大統領

ドンバスで戦っているロシア軍の皆さん、皆さんは祖国のために戦っている。
第2次世界大戦の教訓を忘れないように戦っている。
この世の中にナチスがいなくなるために戦っている。
ロシアのため、勝利のために万歳。


万歳!

ゼレンスキー氏 改めて勝利決意!日本 ロシア産原油"原則禁輸"

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領はプーチン大統領の演説の1時間前、新たな動画を公開しました。

ウクライナ
ゼレンスキー大統領

私たちの自由な魂を縛る足かせはない。
私たちの自由な土地に根を張ることができる占領者はいない。
私たちの自由な市民を支配できる侵略者はいない。

詩を読むように語りかけるゼレンスキー大統領。ロシアに勝つとの強い決意を改めて示しました。

西側諸国もウクライナ支援の拡大とロシアへの制裁強化を次々と打ち出します。

G7(主要7ヵ国)の首脳は日本時間5月9日未明、ゼレンスキー大統領も招待してオンライン会合を開催。

ロシア産の石油を即時あるいは段階的に輸入禁止にすることとウクライナへの軍事・財政支援の継続で合意しました。

岸田総理

ロシア産石油の原則禁輸の措置をとることとした。

日本も石油の段階的な輸入禁止を発表。ただ期限は示さず、ロシアでの資源開発事業サハリン1・サハリン2に関しては権益を維持するとしました。

バイデン夫人が電撃訪問!キーウで働く日本人記者は…

さらにG7では結束をアピールする動きも。

カナダのトルドー首相は8日にウクライナの首都キーウを電撃訪問。

さらに西部の街ウジホロドを訪ねたのはアメリカのジル・バイデン大統領夫人です。向き合っているのはウクライナのゼレンスキー大統領の妻、オレナ・ゼレンスカ氏です。

アメリカ
ジル大統領夫人

この戦争は終わらなければならない。
アメリカ国民はウクライナの人々と共にあると皆さんに示すことが重要だと思った。

ウクライナ
オレナ大統領夫人

まず非常に勇気ある行動に感謝する。
戦争中に米国の大統領夫人がここに来る行動の意味を私たちは理解しているので。

面会に先立ち、ジル夫人は母の日に合わせてオレナ夫人に花束を送りました。

ロシアが祝う戦勝記念日をウクライナ側はどう見ているのでしょうか。ウクライナの国営通信社で記者として働く平野高志さんに話を聞きくと…

ウクルインフォルム記者
平野高志さん

特にウクライナ側としては驚いて報じるようなものはない。
仮に総動員や宣戦布告があったとしてもロシアと戦争をしている状況は変わらない。

一方で各国の要人がウクライナを訪問したことについては…

ウクルインフォルム記者
平野高志さん

戦争が起きている国の首都に来るのはウクライナの人たちも危険を理解している。
「ウクライナを負けさせない」「勝利するまで共にある」と伝えていて、とても強い連帯の証明になっていると思う。

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