プーチン大統領が発表した部分的動員令に国際社会は早速反応しているのでしょうか。国連総会が開催されているニューヨークから田口智也記者に伝えてもらいます。
ロシア30万人「動員」"核"示唆
深刻化する事態に各国の反応は?
ニューヨーク支局
田口智也記者

ニューヨークの国連本部前には多くのメディア関係者が集まっています。
朝からこのニュースを中継で伝えている社も数多く確認できました。
アメリカでは朝から大きく報じられていて侵攻以来最大の動きだとしています。
特にプーチン大統領が再び核の使用を示唆したことに触れ、劇的に事態が深刻化していると報じています。
今回の部分的動員令によりこの戦争がますます混沌状態に陥り、プーチン大統領のリーダーシップが国内的にも国際的にも失墜するのではないかという指摘もありました。
各国からも反応が相次いでいます。
イギリスのクレバリー外相は9月21日に出演した番組でウクライナを支援し続ける姿勢を改めて強調しました。
またオランダのルッテ首相は「プーチン大統領がパニックになっている証し」だと述べています。
この後、バイデン大統領が国連での一般討論演説を行いますが、演説でも改めてプーチン大統領の決断を非難するとともにロシアに対抗するため国際社会の結束を呼びかける見通しです。
バイデン大統領の演説の後にはウクライナのゼレンスキー大統領も国連でビデオ演説を行う予定です。そこでさらなる支援を訴えるとみられます。