昨日のワールドビジネスサテライト(WBS)にて世界経済に対するリスクを分析するイアン・ブレマー氏が2020年のリスクを予想していました。
3大リスク
- 中国の構造改革
- 中東問題
- 技術革新に伴う困窮
中国に関しては中国バブルの崩壊と言われています。
その状況から2020年までに構造改革を素早くできるかという点をリスクとしてると感じました。
中東問題は現在の原油下落や国家対立などが問題になっていると思います。
こちらも2020年までの解決は難しいと思います。
一番気になった点が「技術革新に伴う困窮」です。
AIの開発や自動運転などの技術革新によって年収5,000ドルから1万ドル程度の方々が職を失うと言われていました。
技術革新に伴う困窮
産業革命以降言われ続けていることだと思いますが、2020年のリスクは今までと少し違うと感じます。
それはAIの活用だと思います。ターミネーターのような世界が来ることは考えていませんが、単純労働に関しては職を失うというのは少し分かる気がします。
自動運転もどこまで出来るかは不明ですが、2020年の実用開始を目標として各社がテストを行っています。
自動運転が本当に安心して使用できるものだとしたら、タクシーなどのサービスは痛手になる可能性がありますよね。
わたしみたいな一般人が利用できるようになるにはまだまだ先のことだと思いますけど。
技術革新は本当に良いことだとは思います。
でも、人々の生活を豊かにすることが本当の意味の技術革新だと思います。
イアン・ブレマー氏が言われているとおり、技術革新にて年収5,000ドルから1万ドル程度の方々が職を失う事態は本当に問題だと思います。
この年収5,000ドルから1万ドル程度の収入は日本円では年収60万~120万円で世界的に見たら「中間層」になります。
そう考えると人件費が高い先進国の中間層と言われている人にも関係してくる問題かもしれません。
今後は昔の中国のようにロボットなどの機械の導入コストを考えたら人件費を払うほうが良いくらいの単純労働とロボットやAIでは出来ないような高度な技術をもった職人のような人間に分かれていくかもしれませんね。
その時に稼げるようになるには、手に職をしっかりもった人間だと思います。
わたし自身もですが、息子にもその方向に進めるように勉強などをしっかりとしていきたいと思います。
日本の方向性
イアン・ブレマー氏は日本の方向性としてシンガポールのような特定の分野に特化した成長を目指すべきだと言われています。
だとしたら日本の目指す方向性ってなにが良いのでしょう?
競争力を持っているのは自動車業界?
TPPの影響でどうなるか分かりませんが、安心安全の食品?
SONYやパナソニックのような家電製品?
自動車業界以外では現状では難しく思いますし、その自動車業界でも工場などの拠点は海外に置いたほうが良いに決まっていますし…
今後の日本はどうなっていくんでしょうね?
GDP世界3位の国と言っても人口減少で先行き不安なのはわたしだけなんでしょうか…