ゆめぴりか
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北海道・石狩平野の最北部に位置する深川市。
9月下旬、米の収穫が佳境を迎えていました。
この地で3代に渡って稲作を営む東廣明さん(67歳)。
東廣明さんが育てているのは「ゆめぴりか」。
食味ランキングで最高品質の「特A」を6年連続獲得している高級ブランド米です。
食味ランキングの「特A」が北海道ではずっとなかった。「ゆめぴりか」は我々に希望を与えてくれた。
北海道の戦略
10月20日、東京。
北海道がイベントを仕掛けました。
メディアを集めて大々的に開いたのは新米の発表会。
CMには2年前からマツコ・デラックスさんを起用。
さらに高橋はるみ知事もこのイベントのために上京していました。
北海道がここまで力を入れるには、何としても超えたいライバルの存在があるからです。
高橋はるみ知事は
新潟県は一番の米どころとして歴史を持っている。北海道は付加価値を高める努力をもっとやらなくてはいけない。
新之助
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一方、都内の百貨店、日本橋三越本店。
お客様で賑わう食品売り場に現れたのは新潟県の県知事、泉田裕彦知事(当時)。
到着するやいなやハッピを羽織ります。日本一の米どころも勝負を仕掛けようとしていました。
それが新たなブランド米「新之助」。
魚沼産コシヒカリと並ぶ銘柄に育てるのが狙いです。
本格デビューは来年、2017年の秋。
早くも知事自らトップセールスする力のいれようです。
王者、新潟が目指すのは、
ライバルは世界、国内の競争に目を奪われるのではなく、目指すのは世界で評価されるお米。
あきたこまち
新潟、北海道に次いで、第3位の作付面積を誇る秋田県。
主力品種のあきたこまちに異変が起きていました。
1俵(60キロ)2万円を超えていた。今年は1万1,000円くらい。一番高い頃に比べると半分以下。
秋田県農業試験場の研究員、川本朋彦さんは強い危機感を抱いていました。
デビューから32年、あきたこまちに代わる新たなブランド米を生むため、品種の開発に取り組んでいます。
デビューの目標は6年後の2022年。
厳しい。新品種は販売戦略上は必須になってくる。
東洋ライス株式会社
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さらにそうした産地同士の競争とは別なところでも大きな動きが。
独自の技術力で米の商品力を高める画期的な取り組みが始まっていたのです。
いろいろな産地のものを加工技術によって、さらに付加価値を高める。全く今までになかった戦略。
日本人の主食、米を巡る激しい攻防。
実りの秋に向けた負けられない戦いに密着しました。
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