グルメ情報サイトを運営するレッティが10月30日に東京マザーズ東証マザーズに上場しました。
コロナ禍で飲食店が苦境に陥りグルメサイトにとっても厳しい状況が続く中ですが、レッティはいち早く立ち直りつつあるといいます。
その理由を探りました。
Retty株式会社
[blogcard url="https://retty.me/"]
10月30日夕方。
レッティ創業者の武田和也社長。
皆さんのおかげできょうレッティは上場できました。
初日の終値は初値を7.7%上回る1,735円。公募価格を上回りました。
レッティは2011年にサービスを開始し、利用者数は月4,000万人以上。
同業他社との違いは点数による評価がなく、口コミによる評価が実名で投稿される点です。
実名の口コミは投稿の信頼性を高めるほか、ユーザーが好みが同じ投稿者をフォローするという行動につながっています。
そんな中、新型コロナが飲食店を直撃。
不安どころか非常に焦った。
飲食店に行かないとなるとわれわれのサービスも価値を提供できない。
レッティも緊急事態宣言中は利用者が激減。しかし、その後は順調に回復しています。
その理由は何なのでしょうか?
レッティに掲載されているこちらの居酒屋「食堂とだか」。
お客様が一斉に写真を撮り始めます。
実はこれレッティを通じて集まったオフ会。
主催したこちらの片山貢さん、これまで1,000軒以上の投稿をしてきたレッティのヘビーユーザーです。
初めて行きたいという人に来てもらおうと。食堂とだか、おいしいので。
参加者の多くは片山さんの口コミをフォローしてきた人たち。
オフ会の参加者は、
片山さんが行った店、いいところ行っているなと見ていた。
常連客がフォロワーを店に連れてきて新たな常連客にする。
この仕組みが店をコロナから守ったといいます。
食堂とだかの店主、戸高雄平さん、
レッティをうまく使って常連をつかまえることができた。
その常連に助けられ、コロナ中は弁当の販売や、コロナ後も変わりなく来てもらっている。
ファンを大事にして応援してもらえる状態を作るかが重要。
われわれのサイトとしてもよりサポートしていければ。