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[WBS]マスク不足から約1年・・・広がる国内減産の動き[株式会社シンズ]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新型コロナの感染防止に欠かせないのがマスクです。

こちらをご覧下さい、皆さんの記憶にも新しいかと思いますが、去年は新型コロナの感染拡大の影響で店頭からマスクが消えて深刻なマスク不足が問題となりました。

国内に流通するマスクの8割を占めていた中国など海外からの輸入が大幅に落ち込んだことが要因です。

政府の補助制度もあって国内メーカーが相次いで生産に乗り出しましたが、ここに来て変化が起きていました。

株式会社シンズ

株式会社シンズ – 株式会社シンズのコーポレートサイトです。
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都内のドラッグストア「ケイポート目黒店」を訪れてみると・・・

妹尾理紗記者、

1年前は店頭から消えていたマスクですが現在はたくさんの種類が並んでいます。

こちらの店舗では現在、20種類以上のマスクを取り扱っています。

しかしよく見ると中国製との文字。

ケイポート目黒店の関谷啓介店長、

一番は50枚入りのマスクが売れ筋。これは中国製

2個・3個買っていく人もいる。

店頭で人気だったのは1箱およそ600円の中国製マスクでした。

「マスクは国産か中国製か気になる?」

そこまで気にしない。

家族全員分買うと金額もそれなりにかかる。お得な方が助かる。

この裏で国内メーカーに異変が起きていました。

埼玉県川口市にあるマスクメーカー「シンズ」。

工場に入ってみるとマスクを生産する機械がありますが動いていません。

シンズの徐鑫社長、

以前は24時間稼働で三交代でやっていた。

生産の計画としてはダウンしている。

この会社はもともと中国でマスクの生産を手掛けていましたが日本政府からの補助金6,000万円を活用し、去年3月から国内での生産を開始。

およそ3億円をかけて1分間に最大1,000枚を生産できる特注の機械などをそろえました。

耳にかけるヒモのオムツに使われる柔らかい素材を使うなど品質の違いをアピールしますが・・・

価格は50枚で1,280円と中国製の2倍ほど。

価格の安い中国製マスクに押され今年1月以降、生産量を2割ほど減らさざるを得なくなりました。

ワクチンをみんなが打ったら(接種が終了したら)マスクを着けたくないと思う。

来年の今ごろ、マスクの生産を続けられるかどうか。

さらに深刻なメーカーも。

こちらの会社では去年、大手メーカーのマスク生産を請け負い、多いときで月に250万枚を生産していました。

しかし、倉庫に案内してもらうと、そこにあったのは大量の段ボール。

ショウワの藤村俊秀社長、

20万枚のマスクが今在庫である状態。

メーカーとの契約が2月で突然打ち切られたため倉庫には販売先が決まっていない大量のマスクが積まれていました。

マスクの在庫は別の倉庫にも置いている。そちらは倍以上。

大量に発注してもらっていたお客様の注文が止まったので100万枚以上の生産量が落ち込んでいる。

現在はネット通販で自社製品の販売を強化していますが、設備投資分などを含めると8,000万円近くの赤字だといいます。

マスクメーカーの業界団体によると2019年度に2割ほどだった国産の比率は国内生産が増えたことで上昇したものの3割ほどに留まる見通しだということです。

こうした事態をどうしたらいいのか田村厚労大臣に聞いてみましたが・・・

マスク不足で医療機関や国民が不安になるので、そのようなことがないようにどうしたらいいか、これからもしっかり検討していきたい。

明確な答えはありませんでした。

専門家は・・・

日本総研の三浦有史上席主任研究員、

今回のコロナのような事態に陥るとマスク自体が消費財ではなく公共財としての性格を帯びてくる。

一定の生産能力を保持するために政府が介入することは政策の選択肢としてある。

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