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[WBS]”世界一の車いす”でもう一度金メダルを![東京パラリンピック×WBS][株式会社RDS]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

東京パラリンピックについて、WBSでは選手と選手を支える企業に注目してお伝えしています。

今回は一度引退したものの東京パラリンピックのために復帰した陸上男子車いすの伊藤智也選手と復帰を支えた車いす開発者の挑戦です。

株式会社RDS

RDS | 先行開発型ファクトリー。一歩先のものづくりプロジェクトならRDS
株式会社RDSは先行開発型ファクトリーです。プロダクト開発・素材研究・データ解析・共同プロジェクト進行・工業デザイン・ものづくりプロジェクト。ものづくりに関係する全ての業務領域においてお手伝いを可能にした企業です。

車いすの鉄人がパラリンピックに帰ってきました。伊藤智也選手(58歳)。

35歳のとき難病である多発性硬化症を発症し、車いす生活に。

翌年、陸上競技を始め、北京・ロンドンとメダルを獲得しました。

一度は引退した伊藤選手の復帰を支え続けた人がいます。

杉原行里さん(39歳)。伊藤選手の車いす開発を担当しました。

2人が出会ったのは2016年、当時伊藤選手はすでに競技生活を引退していました。

はじめて会ったとき「なんでこの人引退したんだろう」と思った。

復活する可能性が少しばかり残っているのではと思った。

杉原さんが「"世界一速い車いす"をつくるから金メダルを目指そう」と伊藤選手を誘いました。

思いが伝わり伊藤選手は現役復帰。2人の金メダルへの挑戦が始まりました。

けんかではないがみんあで言い合って。

そこまでやるのかというぐらいやりとりした。

当時、杉原さんは車いすレースに関して全くの素人。伊藤選手のアスリートの感覚が理解できず、ぶつかることもあったといいます。

そこで杉原さんが取り入れたのは伊藤選手の感覚を全て数値化することでした。

僕らのコミュニケーションは数字。共通の言語が必要。

すべてのフォーム、体重の移動、マシンのしなり、すべてを可視化した。

だませへん。

杉原さんが導入したのが車いすを漕ぐときの姿勢や体重のかけ方などを計測するシミュレーター。

ほかにもモーションキャプチャーなど最新の技術を取り入れ、伊藤選手の隅々まで解析。

杉原さんはこのデータを基に伊藤選手に最適化した車いすを開発しました。

伊藤選手は順調にタイムを縮めていきました。

そして2019年に開かれた世界パラ陸上ではメダルを獲得。東京パラリンピックでもメダル候補として期待されていました。

しかし、大会が開幕した24日に思わぬ事態が起こりました。

日本パラ陸上競技連盟の指宿立強化委員長。

クラス分けを実施したオフィシャルから伊藤選手のクラス分けに関してはT53。

納得できることではない。

伊藤選手はより障害が軽いT53クラスに急遽変更されたのです。障害のクラスが軽いクラスほどより速いタイムでの戦いになるため伊藤選手の上位入賞は難しくなりました。

会見を見守っていた杉原さんは・・・

このタイミングでのクラス変更はうそだろ?

きちんとした情報をもらわないうと納得できない。

事実上メダルは難しい。落胆と怒りをあらわにした杉原さん。

しかし、伊藤選手は諦めていませんでした。

これまでたくさんの人に支えられて私はここにいる。

まだ終わっていない。パラリンピックも終わっていない。

勇気をもって次のページをめくりにいく姿勢が必要。

その結果、また自分にとってうれしくないページがくるかもしれない。

そのときはチームのみんなに一緒に背負ってもらって、一緒に泣こうと思う。

僕らもあきらめられない。

みんなに見てもらいたい。

58歳のおじさんが白髪交じりで倒れんばかりにトレーニングした結果を。

そして8月29日、レース本番を迎えました。

杉原さんたち車いす開発チームも見守ります。

障害の度合いがより軽いT53というクラスで走るのはこの日が初めてです。

いままで上位争いをしてきた伊藤選手。このクラスではトップから大幅に遅れ最後尾に・・・

がむしゃらに追いかけるも結果は全体で11位。予選敗退でした。

しかしタイムは13年前に出した自己ベストを更新。意地を見せました。

最高のレースだった。順位こそ良くなかったが、びりを走る伊藤智也はかなりレア。最高のレースができた。

8月30日、選手村を出た伊藤選手を出迎えたのは杉原さんでした。

今ここで行里(杉原さん)と会えたことがうれしい。

5年間全部楽しかった。

パラリンピックへの挑戦は終わりました。

しかし2人の5年間の取り組みは次の挑戦へと繋がっています。

この5年間で培ってきたテクノロジーをいかに一般の社会に発信できるかがこれからの僕らのレース。

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