毎月かかる携帯電話の料金を抑えることのできる通信量の安い格安スマホの存在感が高まっています。
そんな中、いま通信量が期間限定で無料というサービスがあります。
無料でも問題なく使えるのか、その実力を確かめました。
楽天モバイル株式会社
[blogcard url="https://mobile.rakuten.co.jp/"]
都内に住むフリーライターの平澤寿康さん。
必需品だというスマートフォンにはある秘密が…
無料でデータ通信ができるので使っている。
通話もデータ通信も無料、しかも無制限だといいます。
「使い心地は?」
データ通信は快適。通信のスピードも速いし、格安SIMみたいに混んでいる時間に通信速度が遅くなることがほとんどない。
しかし、外に出て歩いてみると…
電波が弱くなってしまった。
同じ場所でもドコモは4本のアンテナが立っていますが、こちらはアンテナが立っていません。
さらに別の場所でも、
もしもし、切れてしまった。
移動しながらの電話は切れてしまうことが多いといいます。
この無料のスマートフォン画面には楽天の文字。
実はこちら楽天モバイルが2019年10月に始めた通話とデータ通信を無料で提供するサービスです。
楽天は去年10月に携帯事業に本格参入する予定でしたが、基地局整備が遅れたため今年4月に延期。
そこで本格参入に向けて通信状態を調べるためにこのサービスを5,000人限定で試験的に始めたのです。
楽天は格安SIMではなくフルサービスのキャリアとして参入するのだから、安くてもある程度の品質を担保してもらわないと駄目だと思う。
つながりにくい場所もまだまだある。
山田善久社長
つながりやすさの現状について楽天はどう認識しているのでしょうか?
楽天モバイルの山田善久社長、
お褒めの声がある一方で一部の場所でつながりにくい、通話が途切れるという声もある。
こうした中、楽天は1月23日にこの無料サービスについて最大2万人を追加募集すると発表しました。
また整備の遅れが指摘された基地局については…
4月からの本格参入と有料化に向けてこれまでに3,000局を超える基地局を開設したと説明。3月末には計画を上回る4,400局が稼働する見込みだと強調しました。
さらに、
お客様の自宅で建物の奥に行くとつながりにくいのも事実。
そういう場所にはフェムトセル(小型基地局)を提供しようと準備している。
屋内用の小型基地局を用意して電波状況の改善に万全を期すとしています。
楽天は利用者を獲得できるのでしょうか?
楽天モバイル恵比寿店
1月23日、都内にオープンした店舗を訪れた女性は、
回線のつながりが良ければ楽天に乗り換えたい。
気になるのが毎月の料金だといいます。
いま使っている金額はたぶん月4,000円ぐらい。
それ以下に料金を抑えられれば最高。同じくらいの金額でずっと使い放題ならいい。
料金プラン
最大の関心、料金プランについては楽天は、
料金プランは見てのお楽しみ。それなりのインパクトのある数字は出す。
「料金プランの発表から本格参入までは1ヶ月程度あるか?」
普通に考えればそれぐらい必要だが時期は明言できない。
発表会を取材したスマホに詳しいジャーナリストは…
スマホジャーナリストの石川温さん、
端末の割引合戦がなくなった。通信料金を毎月いくら払うかが勝負。
使い放題の料金プランがいくらで提供できるか今後の勝負になる。