休暇村南伊豆
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静岡県・南伊豆町にある弓ヶ浜。白砂のビーチが1km以上続きます。
そのすぐそばにある休暇村南伊豆。
潮騒が聞こえる庭園式の露天風呂など温泉施設も充実しています。
夜の食事はバイキング。地元の食材にこだわっていて板前さんがその場で握る寿司が人気だといいます。
価格は1泊2食付きで約1万2,000円(大人1人)。
お客様も満足そうです。
自然が近くに感じられるのでいい。
休暇村
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日本全国の国立公園などに37の施設がある休暇村。
しかし、若い人に休暇村について聞いてみると
知らないよね。
地味にやっている感じ。
若者が行く所ではない。
休暇村を知らない人や興味がない人が目立ちます。
休暇村を運営する休暇村協会の創立は55年前の1961年。国立公園を活用して比較的安い料金で利用できる宿泊施設を作り、気軽にレジャー活動を楽しめるようにすることが目的でした。
しかし余暇の過ごし方が多様化した今、休暇村を利用する若者の数が減っていて、この2年間は20代のお客様の割合は1%にまで下がっているのです。
若者を再び休暇村に呼び戻すため休暇村の「やすらぎ」というコンセプトの変更を打ち出したのが休暇村協会の中島都志明理事長です。
「ときめき」をこれからの休暇村の新しいコンセプトに設定しようと。衣替えをしないと若い人から見放されてしまうという危機感。
休暇村紀州加太
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そのときめき作りにイチ早く取り組んでいるのが和歌山にある休暇村紀州加太。瀬戸内海国立公園の中にあります。
1963年に開業した歴史ある施設ですが、今年20億円をかけて改装。7月1日のリニューアルオープンに合わせて「ときめき」を全面にアピールしたのです。
「ときめき保証プラン」。5つのセールスポイント「ふれあいプログラム」「ライブキッチン「紀伊の国」」「全客室オーシャンビュー」「天空の湯」「夕陽の絶景」。
この「ときめき保証プラン」は9月末までの特別企画。価格は1人2万5,000円からと全国の休暇村の平均と比べて倍以上します。
「天空の湯」はときめき保証付き。湯船に浸かると海とつながっているような開放感を味わえます。
この他には瀬戸内海に沈む夕日の絶景、地元の食材をふんだんに使った料理もときめき保証の対象です。加太名物の鯛の刺身に大きなアワビと豪華です。
お客様はチェックアウトするときに1人5つの石が渡されます。ときめいたポイントには石を入れ、ときめなかった場合は石を入れません。手元に残った石1個につき10%を料金から引くという仕組みです。
自信を持って、どんな世代でも楽しんで自然と触れ合えるホテルだと考える。
外国人の利用
国立公園の自然の魅力をアピールすることで若者の心を掴むことが出来るでしょうか?
今、国立公園の観光資源としての可能性に政府も注目しています。
国立公園を利用した外国人の数は2015年は430万人、それを2020年には1,000万人に引き上げたい考えです。
この構想について専門家の西武文理大学サービス経営学科の安田亘宏教授は
国立公園内に民間のリゾートホテルが進出してくると思う。これは高級リゾートホテルになるはずです。休暇村は「低料金で利用できるリゾート施設」の看板を維持できるかが存在意義になる。
休暇村はその存在意義を維持し続けることができるでしょうか?
自分たちが持っている個性を磨き上げていくこと。地域と一体となったプログラムを考えていく。
休暇村指宿
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地域の魅力を生かしたプログラムとはどんなものか?
砂むし温泉で知られる鹿児島県・指宿の休暇村では若い女性がときめくような散策プランを作ろうとしていました。
休暇村指宿から1.5kmのところにある知林ヶ島。3月から10月にかけての大潮や中潮の日には島へと続く砂の道が現れます。
休暇村指宿スタッフの城戸太さんと水迫かおりさん。国立公園の自然を保護しているボランティアと一緒にときめきの素材を探します。
自然保護ボランティアの酒瀬川賢二さんはいいます。
昔から「縁結びの島」と言われている。
酒瀬川賢二さん、今度は貝殻を手に取りました。
目八葵という貝。右と左があって合わせるときれいな形になる。
右と左を合わせるとハート型に、これが恋愛のお守りになるといいます。
いい記念になりますね、これは。
酒瀬川賢二さんの案内で今度は島の頂上を目指します。
すると、
「幸運のベル」といって、ベルを鳴らしてご縁があるようにと。
またも縁結びのスポットが。
休暇村指宿のスタッフは縁結びをテーマにした散策プランに手応えを感じていました。
若い女性グループなど、ターゲットにできていなかった世代へのアプローチの1つ。
休暇村指宿では、8月から「ときめき散策プラン」を実施する計画です。